読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
隊長、これ左遷って言いませんか?
レストラニクス聖教国神教会聖騎士団の若き騎士であるジークフリートは、ある日、騎士団の上司・サーバルト卿から食事の誘いを受ける。『イイ話』に違いないと思い込んでいたジークフリートは、なんと「カーマリー地方教会特務課」への人事異動を受けてしまう。カーマリーといえばやたらと悪魔や不死の魔物の発生率が高い土地で、その特務課といえばそういった魔物退治などでレストラニクス東方教区一番の殉職率を誇る戦場だった!
しかもサーバルト卿がカーマリー特務課主任に賭けチェスで負けた代償に、若い人員を差し出すという、なんともお粗末な約束が成立し、見事にジークフリートに白羽の矢が立ってしまったのだった…。ああ、哀れや、ジークフリート…。
あまりにもひどい仕打ちに自暴自棄になりつつも、「左遷」を受け入れカーマリーにやってkちあジークフリートは、そこで見慣れない黒い片眼鏡を掛け、背が高く神父でありながら僧服の襟元は大きくはだけている金髪ので長髪の男——特務課主任・オブザーに出会う。(裏表紙より)
内容紹介書くの下手すぎか!? っていうくらい裏表紙に小さくて細い文字でびっしり話の始まりが書かれている。これ頑張ったら削れると思うんだ……。
それはともかく。
上司の賭けチェスにより、凄まじい殉職率を誇るカーマリーに左遷された騎士ジークフリート。もちろんカーマリーにいる聖職者たちは一癖も二癖もある人物で、中でも主任のオブザーは飛び抜けていた。
危険はあるもののお気楽な地方教会の記録かと思いきや、最後の最後にだいぶと心をえぐる展開になり、胸が痛かったです。だってさ、一番最初に挨拶してくれたのブラウンさんじゃん! きついわ……。
どうやらカーマリー(?)を陥れようとしている者たちがいる様子。これ以上犠牲が出ないといいけど、難しかろうなあ……。
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