読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
この輝きは、愛しき人のために。
大陸東部の穏やかな街、リアフィアット市。
そんな街の片隅に、店員二名の小さな宝石店があった。——『スプートニク宝石店(ジュエリー・スプートニク)』。
従業員のクリューは、どこか言動の幼い、よく笑いよく怒る、栗色の髪の女の子。
一方、店主のスプートニクは、嫌みっぽく口の悪い、そのくせ外見だけは無駄に良い意地悪な青年。
そんなふたりが営む宝石店では、今日も穏やかに、賑やかに時間が過ぎていく。
しかし、クリューにはある不思議な体質があった…
——「宝石を吐きだす」体質。それはふたりだけの秘密。
この体質のせいなのか、ふたりの日常は、ゴロツキやら警察局や魔法少女やら魔女協会やら…
なんだか不思議な出来事に巻き込まれていく…。
宝石に愛された少女の、甘くて淡い、ファンタジーノベル開演。(裏表紙より)
ぽにきゃんBOOKさんは、視力でも試してるの? ってくらい裏の内容紹介が小さくて読みづらい。
それはともかく。
宝石を吐く特殊体質を持つせいでひどい扱いを受けていた過去のあるクリューは、顔だけは無駄にいい意地悪宝石商で細工師のスプートニクの宝石店の従業員。温かで優しい日々を過ごす彼女の周りでは、大小の事件が絶えず……。
ほんわかのんびとしつつも、事件もしっかりあるファンタジーで、とても癒されました。あっさり騙されてしまうクリューの幼さと、ずるい大人の代表みたいなスプートニク、二人の見えない心のつながりがあたたかで愛おしくて。とても可愛い。楽しかった。
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