読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
祈祷師の家に暮らす中学生の春永は、父親とも母親とも血の繋がりがない。実の娘である姉の和花とは違い。自分だけが血が繋がっていないということを自覚し始めた春永は、なんとも言えない所在なさを感じるようになる。複雑な想いを抱えきれなくなった春永はある日、生みの母親を訪ねることに。そこで春永が目にしたあるものとは……。話題作『きみはいい子』で注目を集めている著者による隠れた感動作、待望の文庫化。(裏表紙より)
祈祷師、地域の拝み屋さんである「なんみょうさん」の家に暮らすハルこと春永。おとうさんとおかあさん、そして和花ちゃんには力があるけれど、自分にはその才能はない。そのことがまた、自分だけ血のつながりがないという居場所のなさを強調するようで、息が苦しくなる。
淡々とお祓いのことを書いているんですけれど、すごく非日常というか、ホラーめいて読んでいて怖かったんですよね。そんな危うい世界に、自分の日常を、やりたいと思うことを淡々とこなす春永は、やっぱりみんなの支えというか日常の目印みたいなものだったのかなあ、とおかあさんの言葉で思いました。
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