読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
皇帝に一目惚れされた奴隷の娘・雹華。後宮に迎えられ、たちまち寵愛を一身に。狂ったように雹華との情事に溺れる皇帝。それを快く思わぬ3人の妃たちに次々と不幸が襲いかかる──。これは雹華の罠? それとも……? ライバルの妃たちが消え、皇子をも籠絡! 宮中の全てを手に入れたその時、希代の悪女の信じられない正体が……!!
予測不能のめくるめく展開! 後宮ノベルの傑作誕生!(裏表紙より)
奴隷から成り上がり、皇帝の寵愛を一身に受ける妃となった雹華。影の薄い皇后を除いた三人の妃たちは、この謎めいた女に内心穏やかではない。疑心暗鬼が渦巻く女の園で、やがて悲劇が、という短編連作。エロシーンは少なめですが円熟した国が腐り落ちて終わるまでの話なので結構人が死にます。
妃たちの視点で見ているのでそれぞれの印象が異なっているのが面白いんですが、真相はどうだったんだろうなあと謎が残るのがもやもや。でもそれが楽しい。でも多分犯人である雹華から見たものが真実だったのかな。
女性視点のものばかりだったので皇帝や皇子たちの視点や意見をもう少し聞いてみたかったな。雹華の正体が明らかになった後の彼らが最後に何を思ったか気になる。
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