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あまいゆびさき (Yuri‐Hime Novel)
出会いは幼稚園の年中。社宅の子どもだった真淳と、公団の子どもだった照乃。真淳は母親から病的な躾を、照乃はネグレクトを受けていた。出会った二人は秘密の関係になったが、ある出来事から離ればなれになってしまう。しかし真淳も照乃もお互いのことを忘れられず、やがて二人は再会するのだが……。

表紙がえらい可愛いと思っていたらガチ百合でしたごちそうさまでした。しかもエロい。薄暗くていい感じでした。
子どもの頃の背徳な関係性や、女子校のどろどろな面とさらっとした面とか、その内側できらっと光る将来のこととか、本当にいい! シロツメクサの花に気持ちを託してあるのが甘酸っぱくてよかった。あの花が咲いているところは、小さな楽園のように見えるよね。
百合もので女子高生ものって、基本的に、私の世界にはあなただけ、というのが多いと思うのですが、その中で真淳と照乃は世界へ飛び出し、協力者も得て、離れることも経験して、それでも好きだってなったのがすごくいいと思いました。世界へ閉じこもりがちなのが、日本じゃなく海外へ行ったという話を持ってくるのがすごい。面白かった。
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