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烏は主を選ばない
八咫烏が支配する世界山内では次の統治者金烏となる日嗣の御子の座をめぐり、東西南北の四家の大貴族と后候補の姫たちをも巻き込んだ権力争いが繰り広げられていた。賢い兄宮を差し置いて世継ぎの座に就いたうつけの若宮に、強引に朝廷に引っ張り込まれたぼんくら少年雪哉は陰謀、暗殺者のうごめく朝廷を果たして生き延びられるのか……?(カバー折り返しより)

前巻『烏に単は似合わない』の裏側、四家の姫たち后候補たちが桜花宮に集められていた一方で、若宮と彼に関わることになった少年・雪哉たちは何をしていたか、という話。女っ気がないので表紙通り黒っぽい地味な一冊で、若宮といううつけ者が特別で魅力ある人物だということは分かりはしたものの、特に後日談があるわけではなかったのでちょっと消化不良でした。でも、雪哉がなにくそと頑張るところがすごく楽しく、成功物語としての部分が好きだと思いました。
しかし、若宮の喋り方が好きだわー! 「だって、私は金烏だもの」という言い方が、小憎たらしい自信とちょっとの寂しさを感じさせて、きゅんとする。
これ続編出るのかなあ。浜木綿が好きだったので、彼女の物語を見てみたいかも。
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