読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
魔術師フォン・ロットバルト男爵によって昼は白鳥、夜は人に戻る魔法をかけられた少女たち。犯した罪に対する当然の罰だという父の言葉を信じて監視役を務めていたオディールは、余暇には魔術研究に励み、父親を満足させようと試みるが果たせず、鬱屈した毎日を送っていた。だが白鳥の女いうに試練が課せられ、その罪の告白を聞くことでオディールの頑なな心に変化が生まれ……。ラッキー版「白鳥の湖」登場!(裏表紙より)
魔術師の娘のオディールと、小国の王女でありながら男を裏切った罪でフォン・ロットバルト男爵に囚われ白鳥に変えられたオデット姫。抑圧された少女たちは果たして真実の愛を貫いて解放されるのか、というお話。
女性が解放される話なので、そういう価値観の世界だとわかっていても、男性陣、ジークフリート王子のひどさが目に余ってしまい、オデットと恋に落ちても罠にはめられるとわかっているので、大丈夫かなとはらはらしました。いや本当に大丈夫か? こういう価値観ってなかなか改められないと思うけれど……。
しかしエピローグ部分当たる「みんなが幸せになりました」はみんなが幸せの尻尾を掴んだ描写に溢れていて、大団円というラストでした。
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