読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
美丘、きみは流れ星のように自分を削り輝き続けた……平凡な大学生活を送っていた太一の前に突然現れた問題児。大学の準ミスとつきあっていた太一は、強烈な個性と奔放な行動力をもつ美丘に急速に魅かれていく。だが障害を乗り越え結ばれたとき、太一は衝撃の事実を告げられる。彼女は治療法も特効薬もない病に冒されていたのだ。魂を燃やし尽くす気高い恋人たちを描いた涙のラブ・ストーリー。(裏表紙より)
強烈な女の子、それが美丘。短い輝きを残していなくなってしまった彼女、というラブストーリー。
刹那的で切なくて、燃えるように熱い。人との関係って時間じゃないよなと感じさせる、濃厚な一年間。太一も美丘も幼かったけれど、いましかないと思って生きるのは多分この年齢の特権だと思うんですよね。大人になると磨耗してしまう心の、まだ柔らかで鋭い部分で、友人や恋人との関係を味わっていた気がする。
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