読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
恋愛に興味がなく、刺繍が大好きな伯爵令嬢アウローラ。彼女は、今日も夜会で壁の花になっていた。そこにぶつかってきたのはひとつの指輪。そして、“氷の貴公子”と名高い美貌の近衛騎士・クラヴィス次期侯爵による「私は指輪が選んだこの人を妻にする!」というとんでもない宣言で…!?(裏表紙より)
軽快で楽しい、恋をしたり自分を受け入れてもらえる喜びがめいっぱいに詰まった、幸せなロマンス小説でした。
アウローラの現実的、というには違うかもしれませんが状況を冷静に判断する視点と、フェリクスの見た目とは相反する不器用さが合わさったときの「しっくり感」が読んでいて非常に楽しくて、彼がアウローラを離し難いと感じる気持ちに「そうそうそう! そうなのよ!」とうなずくことしきり。
アウローラの刺繍趣味も長く続けていたことが花開くという喜びがあって、とても微笑ましかったです。服装の描写が素敵で、アウローラでなくとも刺繍に美しさを想像してうっとりしてしまう。
そしてアウローラのお胸が! 肩幅も腰も人並みにばーんとしているところが大変魅力的だと思いました。華奢なのも可愛いですが、普通に肉付きがよくて女性らしいのも素敵ですね。
刺繍と占術と魔法という組み合わせが非常に面白くて、おおっとなりました。そういう運命的な設定、大好きです!
とても楽しい作品でした。面白かったです。
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