読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
母を亡くし行き場のないジェーンは、魔法卿・コーネリアスの城でメイドをすることに。〈魔法使い〉という異端を集め、悪名高い城で待っていたのは凄腕の毒舌執事・ジョンだった。「彼女の手は不要です」——なぜかジェーンに否定的な彼に認めてもらい、ここで居場所を見つけるしかない。そんな中、ジェーンの“ある秘密”にまつわる事件が!? 第16回小説大賞優秀賞&読者賞W受賞作。読むと、誰かに優しくしたくなる物語。(裏表紙より)
柔らかくて可愛らしい、少女向けのお話だったなあ。ちょっとメルヘンで幸せなおとぎ話のような作品だった。
異国の人であった母とこの国の父の間に生まれたジェーン。異国風の顔立ちと母の教えを胸に、ある秘密を抱えて魔法卿城にやってきた。このジェーン、賢くまっすぐな性格でなかなかただものではないという雰囲気をずっと漂わせていて、もしかしてと思っていたんですがやっぱりそうか。その辺りの謎にもう少し突っ込んで欲しいと思いながらも、少女が居場所を見つけたり、「優しい嘘」に気付いたりと、ロマンチックで素敵な話だったと思います。
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