読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
2094年12月。なんのための戦いか誰もが見失う戦争が長く続く日本。野田家の三姉妹は東京を離れて稚内に来たが、そこでの暮らしに飽き飽きしていた。チェーホフの『三人姉妹』を原作にした舞台作品。
戦争が続いているけれどなんのために戦っているのか知らない。東京という場所に帰りたいという悲願がある。しかし狭い世界でしか生きていない一家……という原作である『三人姉妹』ほぼそのままな印象を受けたんですが、「三人姉妹」はだいぶと前に一回か二回くらいしか見ていないので、自分の記憶はあんまりあてにならない……。
都会へ思いを馳せながら地方で暮らしている、その鬱屈した感じや、そこから弾かれてしまうであろう一家の荒々しさ、無作法さっぽいものがよく表れていたかなあという気がしました。美しいんだけれど徹底しきれない粗野な感じというか。
やっぱりメイキングを見るのが楽しかったです。見ちゃうよねーメイキング。
PR