読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
2011年11月22日、日本各地にミサイルが落下した。奇跡的に一人の犠牲者も出なかったこれは「迂闊な月曜日」と呼ばれるようになったが、日本は閉塞感と鬱屈したムードに包まれ、「何かもっとすごいことが起きないだろうか」と若者たちは考えるようになっていた。大学の卒業旅行でアメリカにいた森美咲は、ホワイトハウスの前で全裸に携帯を手にした青年と出会う。記憶を失っているその滝沢朗はセレソンゲームと呼ばれる日本を救うゲームに参加させられている一人だった。
テレビ放映の本編を視聴。セレソンゲームに巻き込まれた女の子の話、かと思いきやほとんど蚊帳の外なので、もどかしくも面白い。とても理解できないようなことが起こっている裏で、日常と非日常の間に立っている咲が、大人と子どもの間に立っている若者やニートと重なる。どちらに進むべきかわからない頼りなさが、心細くて寂しくなる。
だからこそ滝沢くんの鮮やかさが眩しくて、目指したい追いかけたい、理解したいという気持ちが強くなるんだろうなあ、というのがとても……とてもいい。
劇場版に続く! というのがありありとわかる引きだったので、劇場版を見なければ。
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