読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「第一回人生やり直しツアー」で集った者はみな、行方不明となって人生をやり直すためにバスに乗り込んだ。納鳴村と呼ばれる行方不明者が暮らす村に到着した一行だが、そこは誰もいない廃村。行方不明者が現れ、村から出ようとするも出られず、それぞれが異なる姿の化物と遭遇する。果たして納鳴村の秘密とは……?
閉鎖された土地でのオカルトミステリー、なのかな。クトゥルフ神話TRPGみたいなやつだなあなんて思って見てました。
登場人物はみんな誰かしら病んでいたりトラウマを持っている人たち。このトラウマが視覚化した化物がナナキであり、これを失うと異変が……というものなのですが、登場人物が多すぎな上、理性的な会話が少なくてちょっと見るのが辛かったかなあ。
主人公は双子の兄弟を亡くし、母親からその兄弟の名前で呼ばれるようになってしまった少年・光宗。個性的すぎる上にまったくまとまりのない集団の中で、彼がなかなかリーダーシップを取る機会がなく、ラスト周辺まで巻き込まれ感が強い。そのせいで多分見ていてストレスが溜まるんだろうなあ。最後までみんなばらばらなのか、リアリティがあるというか、もうちょっとすっきりしたかったというか笑 すっきりしないところがたくさんあるけれども、人物の描き方がいやあな感じなところが多くて面白かったです。
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