読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
詐欺師の枝村真人は外国人観光客から金を盗むつもりが、逆に自分が騙されていることに気付く。獲物にした観光客はローランと言い、真人を信用詐欺師集団コンフィデンスマンとして利用するつもりだった。こうして真人は巻き込まれる形で彼らに協力することになり……。
「コンフィデンスマンJP」というドラマがあったけれど、信用詐欺師って流行ってるのかなと思ったら、同じ脚本家の方がアニメもドラマも書いていたんですね。アニメはアニメで、ド派手な詐欺が大変楽しい。また映像やデザインがかっこいいんだ。
コンフィデンスマンたちをそれぞれ主役にする形のエピソードが四つ。全世界を股にかけるとはまさにこのことで、ロサンゼルス、シンガポール、ロンドン、そして日本と中国を舞台に、FBIに成りすましたり、王女になってみたり、ハリボテのビルを建ててみたりとすごい。
四つ目のエピソードは、真人の葛藤と成長、仲間たちの絆を感じさせてよかったなあ。ローランや初期メンバーの悲しい過去や、獲物である朱雀から信頼を受ける痛快さと切なさ、そして仲間同士で騙し合いのようになりつつも大団円(?)に向かっていって、とても楽しかった。
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