読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
そこは妖精の国と人間の王国が対立するところ。翼を持つ少女マレフィセントはある日人間の少年ステファンと出会い、恋に落ちる。しかしマレフィセントの十六歳の誕生日、ステファンは王になる資格を得るため、彼女の羽を切り取って奪い去ってしまった。深い悲しみと怒りを抱いて、マレフィセントは王になったステファンの娘、オーロラ王女に「十六歳の誕生日の日没までに糸車に指を刺され死の眠りにつく」と呪いをかける。呪いを恐れたステファン王は王女を妖精に預けて隠し育てさせるが、それをマレフィセントも見守っていた。
マレフィセントという魔女を肯定する物語。ここからヴィランズの人気もさらに高まっていったような気がします。
「眠れる森の美女」という作品で、祝宴に招かれなかったから王女に呪いをかけたという魔女を、そうするに至った理由があり、妖精である彼女の本質は優しく愛を知る存在であるという設定が、とてもお伽話らしくていい。誰からも愛されるオーロラに魅せられ、彼女を愛さずにはいられず、不器用な優しさでオーロラを助ける展開は、マレフィセントが誰よりも親らしくあり、頼れる友人であるシーンで胸を打たれました。
マレフィセントとオーロラの組み合わせもよかったですが、マレフィセントとディアヴァルの組み合わせも非常によかった! 自分だけは本当のあなたを知っているという従者、よきですね。
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