読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
大正時代。侯爵家の令息、清顯は、幼馴染の聡子と両思いにありながらもすれ違っていた。しかしある日聡子が宮家の子息に求婚され、断ることのできない結婚を承諾したことによって、ふたりの恋は禁断を帯びて激しく燃え始める。しかしそれがふたりにとって悲劇を呼ぶことになり……。
三島由紀夫原作。原作は未読。
設定や台詞など美しい邦画なんですが、自業自得なんだよなあ……という思いがぬぐえない。だからこそ、秘められた恋というのがすごく怪しく輝くのですが、時は巻き戻せないということを強く感じ、ラストシーンの寂寥感がたまらない。
時代の描写がいいなあ。建物、インテリア、服飾、言葉遣い。すごくいい。喋り方フェチなので聡子の喋り方がめちゃめちゃ好きです。この映画だとその喋り方にそこはかとなくエロスを感じるのは私が汚れているからだろう……。
原作がすごく複雑な輪廻転生の話だと知ったので、いつか読んでみたいです。
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