読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
1999年2月。四年前に起こった連続猟奇殺人事件を思わせる殺人事件が起こり始め、式が姿を消した。式を信じながら、彼女を追う幹也は、事件の背後にカクテルなるドラッグと、その売人が関わっていることに気付く。そして、数年ぶりにある人物と再会することになるが。
重苦しい始まりの中に、前回から続いて式と幹也がほんのすこし確かな繋がりを得ようとしている中、二人の過去にまつわる因縁が浮き上がる。人を殺す、という行動の善悪を問いかけるというよりは、その行動が何を意味するのかという根本を問われたように思いました。許されないことですが、特別な人間でありたいという衝動を持つ人はいるのだろうな。なのに分かってほしいと叫ぶことは傲慢にすら思える。
光と影がすっごく綺麗でした。青い夜と白い雪。殺人を犯す者たちには美しすぎる景色で、ラストシーンは涙が出た。
事件が終わり、幹也も吹っ切れましたし、式も憑き物が落ちたようで、嬉しかった。照れ顔の式かわいかったです。
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