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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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社交界で浮名を流し、風雅と博物学を愛する有閑貴族エリオットには、もう一つの通り名があった。それは幽霊男爵――。沈黙の交霊会、ミイラの呪い、天井桟敷の天使……。オカルト事件に目がないエリオットの元に舞い込む不可解な事件。だが「謎」から闇を拭うと隠された想いと切ない事情が見えてくる。幽霊男爵が美貌の助手コニーを従え、インチキ霊能者に挑む!
怪奇に沸く19世紀ロンドンを、幽霊男爵が駆け回る!(裏表紙より)

幽霊が見える男爵と人形を自称する助手の少年、議員で警察にコネを持つ親友の貴族青年が、イギリスに溢れかえる幽霊事件に首をつっこむ話。
いやー危うい。みんなぐらぐらしている。その状況でお互いを支え合うことでなんとか均衡を保っている感じがはらはらします。けれどそれがきっと当時の英国という国の雰囲気であり、これから起こる歴史上の出来事に繋がるんじゃないか、と思うと、ああー……ああー!! と叫んでしまう。
それにこの時代に男尊女卑について描いているのはすごい。エリオットは本当に何を見たいんだと怖くなるくらい、冷静に社会的な空気やジェンダー観を観察している。死を見続けているから平等なのか。生者の社会は不平等で歪んでいるのか。それは、きついな……。
ところでこの本でめちゃくちゃロマンだなと思ったのは、幽霊に人間味があることでした。生きる延長に死があるところがいい、と思いました。はい私のフェチズムの話です。
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派手なオレンジ頭の高校生・黒崎一護は霊が見える。ある日自室に現れた死神を名乗る謎の少女に出会い、彼女が追っていた虚(ホロウ)と呼ばれる悪質な霊に襲われた家族を守るため、力を譲り受けて死神代行となる。元の生活に戻ることを望む一護だったが、自身のせいで亡くなった母親の死に虚が関係していることを知り……。

いわゆる死神代行篇。設定の改変がいろいろあって、コンが登場しなかったり、妹たちで霊感を持っている方が違っていたり、友人たちの力の覚醒がなかったりする。そして結末がちょっと違う。まとめちゃうとこうなるわなーという感じでした。
実写なのでどうかなーと思ったんですが、一護のビジュアルは思っていた以上にしっくりきたし、ルキアはビジュアルは違うけれども喋り方がなんだかすごく「っぽい」と感じたのでアリだと思いました。あと織姫が可愛かった。最後一議と織姫がなんか見つめ合っててすごくいい感じだったの、非日常の中にある青春ものっぽくてきゅんとしてしまった。
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悪戯を仕掛けては楽しむ自由な日々を送る、雪を操るジャック・フロスト。子どもたちに信じられていない彼はガーディアンではなかったが、世界を恐怖に陥れたブギーマンの復活によって、サンタクロース、イースターバニー、サンドマン、トゥースとともに戦うことになる。彼らの力の源は存在を信じられるということで……。

子どもたちの信じる心を喚起させるような作品。
この世界には悲しいことがいっぱいあって、信じられない、信じてくれないことも起こるけれど、不思議な存在のことを信じてもいいよ、ということですね。
サンドマンがめちゃくちゃ好きでした。寡黙だけれどとても頼もしくてチャーミング、怒らせると怖いとか最高じゃないですか。
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「俺の妻になれ」
英国淑女のジョアンナを見初めたのは異国の絶対君主!
浅黒い肌に凜々しい顔つき、逞しい身体。
民のために働くスワダーオに力強く抱きしめられて、
荒々しいキスを受けると気分は最高潮に!
舌で敏感なところを刺激され、雄々しい楔を下腹部に埋められる快感。
激しく愛される喜びを知り、妻として彼を支えようと決意して――
異国情緒溢れる濃密なエロスラブ!(Amazonより)

内容紹介がものすごく情緒がなくて笑ってしまった。
「王様と私」を下敷きにした、インド風の国の王とイギリス女性のラブロマンス。外国人であること、文化の違いがあることにわかりやすさを加えた内容で、とても読みやすかったし面白かった。異国の地で、淑女ながら生き生きとしているジョアンナが素敵でした。
願うならもう少しジョアンナの賢さを見せてほしかった気がしますが、その分王妹ポーリスが魅力的だったからなー。
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若き日のフランス滞在で磨きをかけた食の感性、そして美味なるものへの飽くなき探求心。美食の日々を経て「食の神髄は惣菜にあり」との境地へ至り、日常の中の美味に注ぐ情熱はますます旺盛となる。文士や画家との交友など、著者の人柄がにじむエピソードも交えた、食味随筆の傑作。解説・高崎俊夫(裏表紙より)

1976年11月に発刊されたものの復刊。
時代を感じさせる内容なのですが、面白かったのがまずいものやいまいちなものをはっきりそう書いてあるところ。その理由もこれこれこうだからと書かれてあったり、かつて美味しいと感じたものがいまはいまいちとか変化が感じられるのも面白かったです。この人を満足させられたのはどんな味だろうと想像が膨らんだ。
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かつて人とドラゴンが敵対していたバーグ島は、ヒックとトゥースの活躍によって共存する島に変わっていた。ヒックたちは島外の調査をしていたが、ドラゴンを従えて世界を征服することを目論むドラゴ率いる一味が島を狙っていることを知る。母親とも再会し、両親が別れた理由を知ったヒック。果たして島を守ることができるのか。

前作から五年後。大人になったヒックたちと、すっかり一緒の生活が馴染んだドラゴンたち。
相変わらずトゥースが可愛くてきゅんとしました。この顔と仕草が可愛んだよなああああああ。なでなでしたい。
ヒックが大人になったからこそ見えるもの、理解できてしまうものなんかが両親の関係から感じられて、成長したなあと思いました。
あと女性陣がみんな強くたくましくかっこよく美しいのがいいよね……。
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黒沼爽子は長い黒髪と真っ直ぐで不器用な性格から「貞子」と呼ばれ、学校中から恐れられている。だが爽子は心優しく、健気で善意の塊のような少女だった。爽子の憧れはクラスメートの風早くん。誰にでも分け隔てなく、名前そのままに爽やかで明るい彼を尊敬していた。そしてそんな風早は爽子の、誰も知らない本当の彼女を知って、特別な想いを抱くようになっていて……。

原作はいま途中まで読んでいるところ(続きが買えていない)。
最初の頃の、お互いに好意を伝えるまでのお話で、キスもしてないのにここまで爽やかな青春ラブストーリーが描けるのかと感動します。特別なことは何もしていない、お互いに相手を思いやっているだけ。きゅんきゅんします。
この映画で毎回泣いてしまうシーンがあって。噂を取り消してほしいとお手洗いで言い争うところから屋上シーン、ここ何度見ても涙がこみ上げる。まっすぐさや信じる心、大事にしたいという気持ちが伝わってきて、何度見てもぐっとくる。大事なシーンです。
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エリザベスは、器量はそこそこだが才知溢れる魅力的な女性だった。だが娘たちを結婚させたい母親と低俗な妹たちのせいでベネット家の評判はよろしくない。近隣の屋敷にやってきたお金持ちのビングリー氏と姉ジェーンの仲もそのせいで上手くいかない。さらには氏の友人のダーシー氏に見えないところでこき下ろされているのを知ってしまい……。

BBC版のドラマ。めちゃくちゃ面白かったです。ダーシーってこんなに魅力的だったんだなと再確認しました。
勘違いと思い込みによるすれ違いロマンスで、周りのせいで上手くいかないことばかりの話なんですが、高潔であろうとする人たちが報われるのはやっぱり見ていて嬉しいし安心しますね。最初の悪印象が結構きついと感じたんですが中盤からめきめき面白くなってきて、ダーシーの不器用ぶりには色々なところで笑いました。エリザベスの賢さは台詞で際立っていたし、いいロマンスだった。
『Pride and Prejudice』は映画、小説、ドラマと色々見てきましたが、見る度に面白いなあと感じさせられてすごい。描き方や切り取り方がそれぞれなところが、比べるととても興味深いし面白い。
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爆弾魔事件に騒ぐニューヨーク。とあるバーにやってきた男・ジョンはバーテンダーに自らの反省を語る。元は女性であったこと、ある男と出会って愛し合い、娘を設けるが裏切られ、その娘をさらわれたこと。そんなジョンにバーテンダーは裏切った男に報復する機会を与えてやるという。実は彼は装置を使ってタイムスリップをし、爆弾魔を追う時空警察官だった。そうして装置を使って過去に飛んだジョンだったが、そこで出会ったのは女性であった過去の自分。そう、かつて恋に落ちた男は自分自身だったのだ。

タイムパラドクスの極みみたいな話。ものすごく複雑な落ちなんですが、これ、装置はどこから来たんだ? と始まりがわからなくなる構造です。抜け出せない永遠のループか……と思うとものすごく背筋が寒くなる。しかしめちゃくちゃ面白いな。
女性だった頃のジョン(ジェーン)がものすごく好きなタイプの人で、エピソードも好みで、映画とは関係のないところでうおーってなってました。
きのうの影踏み (幽BOOKS)
消えてほしい人の名前を書き、十円玉とともに賽銭箱に投げる。それを十日間続けると願いが叶うおまじない。とあるホラー作家のもとにきた奇妙なファンレター、その話をしたとこお「私ももらった」という同業者が現れ始める。短い怪談話十三編を収録。

消したい人の名前と十円玉を賽銭箱に十日間投げ込むおまじないについての話「十円参り」。
おかしなファンレターの話をきっかけに次第に作家本人の元にその差出人が迫ってくる「手紙の主」。
恐ろしい夢を描く「丘の上」。
異国的な街で何気なく潰した虫の正体は……?「殺したもの」。
電車で話しかけられたその日から不思議なものが見え始める「スイッチ」。
出産の里帰りをしている語り手の元に仕事仲間が集まる。それをきっかけによく当たるという占い師が近くに住んでいるらしいと耳にする。「私の町の占い師」。
夜泣きする赤子をあやしていたが、それは……「やみあかご」。
まだ言葉も拙い息子が不思議な言葉を口にし始める。「だまだまマーク」。
夜のスーパーで出会った少女。飴をあげた日は丸。声をかけなかった日はバツが残されている。「マルとバツ」。
民俗学の講義をきっかけに友人を連れて秋田に帰省する。友人たちの要望通りナマハゲの訪れを受けるが……「ナマハゲと私」。
そこでは不思議なかくれんぼゲームが行われている。今年はまだだね、と話していたその日、始まったそれは……「タイムリミット」。
噂の元を辿り、発生元を突き止める「噂地図」という遊び。困っているという同級生のために噂地図を作るが「噂地図」。
通学路に立っている女性が持つ悲しい過去。おばさんは悪くないと思う私は「七つのカップ」。
どれもぞわっとするんですが、最後にいい話を持ってくるのがわかってるなあという気がします。上手く言いくるめられた感もあるけれど笑
どれも「私」が語るので怖さが倍増する。辻村さん本人だったら、なんて想像する書き方をしていたりするので、本当のことなのかフィクションなのかわからない怖さが好きな人におすすめです。面白かったです。
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Author:月子
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