読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

十二支族を統べるゼインクロウ帝国の王、ヨルハに見染められ、隣国に嫁ぐこととなった伯爵令嬢のユフィリア。
ヨルハからの溺愛を一身に受けながら、結婚式の準備を頑張るユフィリアだったが、ある日たまたま錬金術で発明した『毛がふわふわに伸びる育毛剤』が獣人の中でまさかの大ヒット! 卯の一族の族長から、どうしても譲ってもらいたいと訴えられて!?
一方その頃、ユフィリアの家族たちが帝国に乗り込み、さらに国内のユフィリア反対派の動きも活発になってきて……。
「すごいなぁ、ユフィは。……俺も、頑張らなくちゃね」
今日も絶対強者は獰猛に嘲笑う——!
最強の嫁入りシンデレラストーリー、モフモフもトラブルも盛りだくさんの第二巻!(裏表紙より)
両思いになってさあ結婚式だ! という第二巻。ユフィリアが本当に家族と決着し、ヨルハも反対派を処分するという血生臭さが漂う溺愛ぶりは健在で、次巻の伏線的なものもちらちら見えます。どうあっても破談にならない(ユフィリアの意思がなければ)のは読んでいて安心。
楽しい作品ではあるんですが、世界観を壊す現代語や単語がちょっとなあ……とどうしても思ってしまう。スパダリって……わかりやすくはあるし笑ってほしいと思っての表現だと思うんですが、略していないならともかく略語を使うのはちょっと。そういう表現が多用されていて、さらに今回は誤字も多く、気になる部分が多い一冊でした。
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