読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
![ペット・セメタリー [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51gTKQz77jL._SL160_.jpg)
田舎町に引っ越してきたクリード一家。新しい家の隣には事故にあったペットを埋葬する墓地、ペット・セメタリーがある。飼い猫のチャーチが亡くなり、まだ死を理解できない幼い子どもたちに内緒で、遺骸を墓地に埋めるルイスだったが、翌日チャーチは、異臭を放つ姿で蘇ってきて。
屍を埋めると死んだ者が蘇る墓地。だが戻ってきたそれはまったく別の何か。
禁忌の術に触れてしまったがゆえにそれに取り憑かれる恐怖と悪霊の存在・うーんとても80年代90年代。この時代のホラーは面白い。信仰が深いがゆえに描かれるものがあって、様々な情報を手に入れることができる現代にはない空気感が漂っている。
あとやっぱりキングは偉大。絶対起こってほしくないことが起こるんだもんなー。動物と子どもがひどい目にあうのはきつい。そしてエンディングの明るさが、無情で滑稽。センスある……。
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東京都心から少しはずれた街の一角に、時代に忘れ去られたかのような洋館がある。そこに間借りして探偵事務所を開く男の名は、猪目空我。彫りの深い顔立ちの美丈夫だ。開業して数ヶ月、なんの実績もなく依頼者は限りなく少ないが、猪目は『名探偵』という自らの運命的な職業にも、雰囲気ある屋敷に格安で住めている現在の生活にも、すこぶる満足していた。ただし彼の大家である幼いお嬢様が実は『死者』で、彼女に寄り添う美形執事の正体が『死神』だったりはするのだが……。
ハリボテ探偵と自称エリート死神の“やりなおし”ファンタジー、カーテンコール!(裏表紙より)
最後の最後がすごくロマンだった。うわーそういう感じでファンタジーぶっこむのかおもしろー!! とぞくぞくしました。
前回と比べて今回は、死者とカーテンコールが主軸となった謎解きめいた話が多かった気がする。不気味さはあんまりなくて、おどろおどろしさがコメディに昇華されたような。どちらにしても時限爆弾を求める少年にお葬式を見せたり、この世に起こった出来事を知りながら、最後の人類と関わる、というぞくっとする怖さはあって、やっぱりすごく面白かったです。

2013年秋のロンドン。オリンピックイヤーだった前年に怪我で除隊した女医のジョー・ワトソンは、ベイカー街221bで、頭脳と電脳を駆使して英国の危機に立ち向かう世界唯一の顧問探偵シャーリー・ホームズと同居していた。シャーリーのもとには、女刑事レストレードや政府高官の姉マイキーから難事件が舞い込み、ジョーは助手としてシャーリーと現場に赴いてはwebストランド誌に事件の成り行きを(自分たちを男性化して)連載している。ある日、ジョーの叔母キャロルが結婚すると報せが。夫となるヘンリーはデヴォン州アルスターの名家バスカヴィルの子孫で、最近、前当主が亡くなって跡を継ぐことになったという。ジョーはバスカヴィルの屋敷に招待されるが、脱獄した殺人鬼と魔犬伝説が街を騒がせ、さらには叔母夫妻に脅迫状が届く。華やかな結婚式の背後で、ジョーたちに見えない危険が迫っていた。半電脳と人工心臓のためになかなかロンドンを離れられないシャーリーは、ジョーを助けることができるのか!?
突出した独創性とキャラ立ちで話題をさらった女性化現代版ホームズ・パスティーシュ『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』に続く、冒険と友情の第2弾!(カバー折り返しより)
女性版シャーロック・ホームズの第二弾。webや情報系の語句が頻出すると、本当に現代版というか近未来感がある世界観になって面白いよなあ、と感嘆。ミーハーっぽい恋愛脳なジョーが、そう見せかけながら心の闇を抱えている部分なんて、とても少女的でもあって魅力的。二人が親友として仲を深めていくところもにやにやする。第三弾が出るならその辺りも楽しみだー。

女王陛下の青い薔薇が見つかり、緑竜王国とも和解の道を歩みつつある光竜連合王国。元ローズベリー青伯爵のアッシュはアンと結ばれ、屋敷の者たちもまた夢を叶えようとしていた。みんなが幸せになる、その欠片のお話。
大団円! 拍手! これが読みたかった!!! というエピソードが詰まっていました。
ベンとシドニーとカラとノラ、オリーブとサイモン、ナッシュとリアノン、そしてプリムローズとオウァイン。さらにはケント白公爵夫人ロザリンドと帰ってきたローズベリー青伯爵サイモン。みんながいいところに収まって、本当によかったよかった。
船上の夜でのアンの怒ったところが、本当にもう可愛くて可愛くて。これはアッシュもめろめろだなあと思いました。仲良しで何よりです。楽しい番外編でした。

秘密を抱えるアッシュ、そして執事のアン。借金はなんとかなり、少しずつ暮らし向きが楽になるローズベリー青伯爵家だったが、女王暗殺未遂の容疑者としてアッシュが捕らえられてしまう。そして明らかになる女王の求める青い薔薇の真実とは。
ややこしい! 家系図! と思ったら巻末に載っていた。歴史の影にかなり犠牲になった人がいたり、信仰が踏みにじられたりしたのだと思うと手放しで喜べないのですが、みんなが正しい居場所に戻れたり、選べたりすることはいいことだと思います。
アンとアッシュがお互いに好意を持つ過程をもっとじっくり読みたかった。アンはアッシュのどの辺りがよかったんだろう。優しい(思い込みも含めて)部分だけではちょっと物足りない気がする。

青伯爵家を受け継ぐ者として見つけ出されたアッシュ。孤児院にいる彼を見出したのは、執事のアン。借金だらけの伯爵家に、青い薔薇の謎、そして”アッシュ”自身の謎に加えて、アンは実はアンジェリカという名の女の子。秘密と謎だらけの物語の結末はいかに。
開幕、という感じの謎ばらまきな一巻め。借金だらけの伯爵家にやってきた新当主のアッシュと、男装の執事アン。そのほかもわけありな使用人たち。腹に一物抱えた貴族たち。もう何かない方がおかしいでしょうという内容です。
アッシュが変だな? やっぱり変だ! というのをさらっと書かれてしまって、結局なんなんだ続きが気になるぞ! という終わり方。アンのこともほとんど触れなかったし、これから怒涛のように明かされるんだろうか。続きが気になる。
ところで、和泉さんの本って、読み始めがすごくしんどい。『姫君返上!』のときも思ったんですが、見開きの印象が非常に読みづらい。読み進めていくとそうでもなくなっていくんですが、なんでなんだろう。

「わすれたほうがいいことも、この世には、あるのだ」無名の温泉地を求める旅本作家の和泉蝋庵。荷物持ちとして旅に同行する耳彦は、蝋庵の悪癖ともいえる迷い癖のせいで常に災厄に見舞われている。幾度も輪廻を巡る少女や、湯煙のむこうに佇む死に別れた幼馴染み。そして“エムブリヲ”と呼ばれる哀しき胎児。出会いと別れを繰り返し、辿りついた先にあるものは、極楽かこの世の地獄か。哀しくも切ない道中記、ここに開幕。(裏表紙より)
怪談・怪奇な短編集。迷い癖と言いつつも、異界や遠く離れた場所に突如入り込んでしまう和泉蝋庵とその荷物持ちが遭遇した出来事を主に綴っているんですが、ぞわぞわ怖いものもあれば、人間としてのおぞましさもあり、とても面白かった。
「ラピスラズリ幻想」が好きだなあ。輪廻(転生)ものとしての面白さって短編で描けるのかー! と感動しました。

祖父の家の蔵で血のついた古い碁盤を見つけた進藤ヒカルは、その日から平安時代の天才棋士・藤原佐為に取り憑かれ、囲碁を打つようになる。佐為の代わりにただ打つだけで、囲碁のことを何も知らないヒカルだったが、やがて塔矢アキラをはじめとしたライバルたちと出会い、導かれるように高みへと上っていく……。
本放送時かぶりつきで見ていたものを一気に見ました。時代を感じつつも、この作品がブームになるのがわかるサクセスストーリーでした。わかりやすくて、苦しくて、熱い。負けたり悩んだりを繰り返しながら、確実に上へと登って行くヒカルを見るのがすごく楽しかったし、佐為の存在がまたよかった。
すれ違い、ときには険悪な感じで距離ができたヒカルとアキラが、最終話では喧嘩のできる友達になっていてすごく微笑ましかった。この感慨は当時では感じられなかっただろうなあ。すごく、いいなあ、楽しみだなあと少年たちの前途を祈る気持ちは大人にならないと抱きにくい気がするので。
面白かったです。