読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた宮本大は、高校の卒業と同時に上京し、同級生だった玉田俊二のアパートに転がり込む。そしてある日訪れたライブハウスで、凄腕のピアニストである沢辺雪祈と出会う。才能を持つ大、幼い頃からの積み重ねのある雪祈、初心者の玉田は、やがてJASSを結成し、日本のジャスシーンに躍り出るが……。
ジャズの世界で生きる三人の音楽作品。原作は未読。
才能を秘めた者、生まれつき音楽の世界にいた者、初めてその世界に飛び込む者、それぞれのドラマが絶妙。
特に雪祈がな……。その自惚れは仕方のないものだとしても、その後が……。だからこそライブシーンが本当に、本当によかった。めちゃくちゃ泣いた。
しかしやはり表現者の世界は最後に運があるかどうかなんだろうな。そう思うと胸が苦しくなった。
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