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全国10万の神社の総氏神、伊勢神宮。ここでは1300年もの長きにわたって1年に千数百もの神事・祭儀が行われてきた。毎日朝夕毎に神饌が奉られ、特別に調製された御飯、御塩や乾鰹などが供される。今も和妙(絹)・荒妙(麻)が奉職され、20年に1度の式年遷宮では、社殿その他が新造され、神宝(調度品)などもすべて新しく調進される。これら衣食住にまつわる神宮の知られざる営みと信仰を、もと神宮禰宜の著者が描き出す。(裏表紙より)
伊勢神宮の衣食住について禰宜の方が説明、解説する一冊。
すべて神様に奉じるものなので、着るもの、食べるもの、住むところすべてが、過去の人々が記したものの通りに、ときには失われたものを復活させたり、代用になるものを使ったりしてきたという歴史。
どんな関係者も「お伊勢さんのものだから」と努力したり融通したりするところに、日々の生活に神様の存在が当たり前にあることがよくわかる。信仰って、それを続けようとする、守りたいと努力する人たちのおかげなんだな……と思った。
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