読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

とにかく、あじフライだ。この下世話さがいいんだなあ——。志ん生が愛した〈酒かけ天丼〉、紀伊から届いた衝撃のシカ肉。赤坂で本場のソルロンタンを想い、パリではキャロット・ラペをしみじみ噛みしめる。古今東西を駆け巡る、美味なるエッセイ78篇が文庫オリジナルで登場! 安西水丸画伯との最後の饗宴です。解説・戌井昭人(裏表紙より)
作ったり、食べに行ったり、誰かの食べる話を聞いたり、という食べ物にまつわるエッセイ。食べ物が好きな人の周りには食べることが好きな人が集まるのかなあと思う。
珍しいなあと思ったのが、パリに行った話があるのにそこで食べたものの話が多くないこと。現地のものがどうこうというより、自分の口に合ったものや長年食べていて舌に馴染んだものをしみじみと思い返す感じなんだろうか。食への興味ってそういうのもあるのかあと思った。
読んでいて作ってみたくなったのが塩豆腐。めちゃくちゃ美味しそう。そろそろ暑くなってきたし作ってみようかな。
PR