読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

「レンタルなんもしない人」というサービスを始めます。1人で入りにくい店、ゲームの人数あわせ、花見の場所とりなど、ただ1人分の存在だけが必要なシーンでご利用ください。ごく簡単なうけこたえ以外なんもできかねます
「“なんもしない" 人にも、存在価値はあるんだろうか?」——その可能性を独自すぎる手法で追求し、開始10ヶ月で10万人ものフォロワーを集めた〈レンタルなんもしない人〉による思索の書。(カバー折り返しより)
Twitter上で、あるいはメディアでお見かけする「レンタルなんもしない人」の本。内容はご本人の語ったものですが書き起こしたのは別の人らしいです。
印象的な話題をそのとき考えていたことを絡めつつ語ってくれるのが面白い。そういう考え方なんだなるほどなーといっぱい思いました(し、これを書いている日に読んだなんもしない人さんのとある記事を読んで「同じことを思ってた」とめちゃくちゃシンパシーを感じた)。
なんもしない人さんのツイートがなんとなく好きなのでこれを読みながら理由を考えていたんですが、真面目な内容にちょっと照れ隠しで一文付け加えたりしているところといったツイート内容の絶妙なバランス感覚が好きなんだなと思いました。
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英国侯爵家に勤める若きフットマン・パリスは、容姿端麗、冷静沈着。“一度聞いたことは忘れない”記憶力を持ち、敬愛する一家に仕えていた。ある日、夫妻と老執事の海外赴任が決まりパリスは執事に大抜擢。留守を預かることになったのだが……残されたのは結婚適齢期にありながら、自由気ままに振る舞う3兄妹。さらには一癖も二癖もある客人が邸に集い―—? 本格執事物語、華麗に開幕!(裏表紙より)
ヴィクトリア女王が即位して間もない時代。インドに赴任することになった侯爵夫妻と老執事。フットマンだったパリスは若いながらも、侯爵邸の執事となった。残された若い三人の兄妹と、記憶が過去へ戻ってしまう大奥様、使用人や、客人たちをまとめて、邸を滞りなくしておかねばならない。パリスの奮闘が始まった。
冷静沈着で時には皮肉を言い、頭のいいパリスなので、何事も問題なく進んでいきます。この話はすごく人が多い! 見えないところにも大量に、使用人を始めとした人間がいるので、大変だ。物語は社交界ではなく、邸の中だけで起こり、終わります。家を運用していくのは大変だ……とパリスの苦労を思う。
一番可愛いのは、サリーフィールド侯爵邸のわんちゃん、ラディッシュです。本当に可愛い。可愛すぎる。カバーをぺろっとめくると、いるんですよー! ビーズログで表紙印刷してる本って初めて見るんですけれど、他にもあるのかな。

新米巫女の貞彩蓮(ていさいれん)は、
景国の祭祀を司る貞家の一人娘なのに
霊力は未熟で、宮廷の華やかな儀式には参加させてもらえず、
言いつけられるのは街で起きた霊的な事件の調査ばかり。
その日も護衛の皇甫珪(こうほけい)と宦官殺人事件を調べていると、
美貌の第三公子・騎遼と出会う。
なぜか騎遼に気に入られた彩蓮は、
宮廷の後継者争いに巻き込まれていき……!?(Amazonより)
中華風ファンタジーかつ霊能力ものでアクション。これ受賞時のタイトルの方が作品の内容に合っていたんじゃないかなあと思うんですが、売り出すためにはこういうタイトルになるかとも思う。
序盤の読みにくさを超えれば主人公たちのやりとりが軽快で楽しく、畳み掛けるようなアクションシーンにどきどきしました。しかしもうちょっと男性陣のことが読みたかった。確かに彼はすごくいい人なんだけれど!

女の子にモテるが、本当の恋を知らないロミオ。勝気な性格ながら親の庇護にあるジュリエット。そんな二人が運命的に出逢い、恋に堕ちた──。けれど二人の家は古くから因縁を持つ仇同志! この恋が許されるはずもないと考えた二人は、ナイショで結婚の契りを交わすが……!? あの名作がラノベで登場! 運命に弄ばれたロミオとジュリエットが迎える、もう一つの結末とは?(Amazonより)
「ロミオとジュリエット」を少女小説仕立てにした作品。戯曲の細かいところをざっと省いてわかりやすくまとめてあるような気がしました。
ロミオがだいぶとふわふわした性格の人で最後まではらはらしました。挽回するのかと思いきやそうでもなく、原作通りの筋を進んでいった。エピローグがなければ少女向けっぽくなかったような気がします。できることなら幸せな二人を見たかったなあ。

「小説は、好きですか?」わたしたちはなぜ物語を求めるのか。新作を書けずに苦しむ作家、作家に憧れる投稿者、物語に救われた読者、作品を産み出すために闘う編集者、それを届けてくれる書店員……わたしたちは、きっとみんなそれぞれの「小説の神様」を信じている。だから物語は、永遠だ。当代一流の作家陣が綴る、涙と感動、そして「小説への愛」に溢れた珠玉のアンソロジー。(裏表紙より)
相沢沙呼、降田天、櫻いいよ、芹沢政信、手名町紗帆、野村美月、斜線堂有紀、紅玉いづきという作家陣によるアンソロジー。
紅玉いづきさんのは実録だろうと聞いて読みたかったやつ。紅玉さんの小説について語るときの強い語り口が好きでね……。
皆さんの「小説の神様」への思い入れに溢れていて、読んでいて嬉しいようなむずがゆいような、ボディブローを食らったような苦しさを感じつつも、ため息をついて読み終わってしまう一冊でした。いやー……面白いんだけど、きつい。出版業界が辛いからこそ、葛藤する人たちの感覚にぴたりとはまってしまって、ままならないことが苦しくてたまらなくなってしまう。
いやでも、面白かった。
動物と話すという特殊な能力を持つドクター・ドリトル。女王陛下より保護区となる庭園を賜り、冒険家のリリーと結婚して幸せな日々を送っていたけれど、愛する彼女が旅に出た先で亡くなってからは動物たちとともに引きこもるようになってしまった。ある日猟師の息子スタビンズは水鳥を撃ちたくないあまりに狙いをそらすものの、リスを撃ってしまう。助けを求める彼のもとへ巧みに喋る鸚鵡のポリーに導かれた先は、人の立ち入りを禁じるドリトルの家で……。
公開中なので続きから。
公開中なので続きから。

強盗団の逃がし屋のドライバーで金を稼ぐベイビーは、かつて裏社会の大物であるドクの車を盗んだことでその借金を返済させられている。だがそれもやっと終わる。耳鳴りを忘れるために音楽が手放せないベイビーは、ある日亡くなった母がかつて働いていた店で、印象的な鼻歌を歌っていたデボラという女性と出会う。だがドクは、天才的なドライブテクニックを持つベイビーを手放すつもりはなかった。大切な人たちを守るため、ベイビーは否応なしに犯罪に加担し続けるが……。
想像していた以上にベイビーがいい若者だった。言葉はかなり悪いけど、いきった兄ちゃんが犯罪者を翻弄する話かと思ってた。
交通事故で両親を失ったベイビーは、事故の後遺症で常に耳鳴りがしている。それを忘れるためにいつも音楽を聴いているが、その間脅威的な能力を発揮することができる。耳が不自由な養父に、犯罪を辞めるよう言われながら、やっと終われると思ったとき、恋に落ちた。
罪を犯しているという自覚が芽生えたときから、はらはらどきどき感がすごく増す。だってベイビーがすごくいい子なんだよー! 人を傷つけないように。困らないように。犯罪に加担している合間合間に、彼が根っから悪い人間じゃないことがわかるのが、すごくよくて、すごく辛い……。
けれどそういう人間だからこそ更生の道が残されているわけで。
ヒロインのデボラ役のリリー・ジェームズがめちゃくちゃ、めっっっっっちゃくちゃ可愛い! 粋な感じというのか、華やかなのに素朴。でもぱっと目を惹く「美しさ」がにじみ出ていてすごく素敵だった。
いい映画でした。


