読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
![舟を編む 通常版 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51G3xdll13L._SL160_.jpg)
玄武書房で新しく刊行される辞書『大渡海』の作業が進められる中、営業部員の馬締はコミュニケーション能力に欠けながらも言語学専攻と言語に対する感覚を見抜かれ、辞書編集部に異動することになった。一冊の辞書が完成するまでにかかる時間は長く、その間に人や思いは少しずつ変化していって……。
原作は読了済。静かに、じわじわと熱く、言葉と辞書への思い、そしてそれを用いる日常の大切さが感じ取れるような作品だと思いました。堅実かつ、丁寧で面白い。文章だと想像するだけだった作業風景が本当に細かくて、おお……と感動しました。そしてまた俳優さんたちがいい。すごくいい。仕事に打ち込んでいる感がすごく見えた。
ただやっぱり活字で読むjからこそ「言葉」「辞書」というものがぐんと迫ってきているように感じられたのは確かで、映画はわかりやすくはあったんだけれども、私がこの作品を好きだと思った感情の熱や色がちょっと違っていて、その異なりも面白いなあと思いました。
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![マダム・フローレンス! 夢見るふたり [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51goHPW4MfL._SL160_.jpg)
戦時中のアメリカ。ニューヨーク社交界のトップに位置するマダム・フローレンスは、夫と音楽をこよなく愛していた。だが彼女は歌の才能には恵まれていなかった。妻のため、夫のシンクレアは仲間内での音楽会を開き、批評家たちを買収、新聞に好意的な論評を書いてもらい、関係者には真実を告げないよう奔走していたが、ある日マダムはカーネギーホールで歌うと言い出して……。
1944年。実在の出来事を下敷きにした作品です。これ、本当に行われていたのだとしたらすごいな。買収でなんとかなるものなのかと思うと興奮してしまう。そこまでして妻を守りたかったし、夢を壊さなかった夫や周りの人たちの愛情が、なんともいえず染みる。演じているのを見ているだけでも愛嬌のある人だと思ったし、世間ずれしてなかったんだろうなと思いました。
愛するものを愛したままでいさせてあげたいという、その気持ちが最も尊い。最期まで夢を守り抜いた人たちに拍手を送りたいです。

「嫁いできてくれ、雪緒。……花の褥の上で、俺を旦那にしてくれ」
幼い日に神隠しにあい、もののけたちの世界で薬屋をしている雪緒の元に現れたのは元夫の八尾の白狐・白月。突然たずねてきた彼は、雪緒に復縁を求めてきて——!? ええ!? 交際期間なしに結婚をして数ヶ月放置した後に、私、離縁されたはずなのですが……。
薬屋の少女と大妖の白狐の青年の異類婚姻ラブファンタジー。(裏表紙より)
おおー美学の世界だなあ! 糸森さんの書きたいものやこれが面白いでしょうという要素がいっぱいに詰め込まれた和風もの。しかも甘いだけじゃなくて怖い。ホラー要素めいた民俗学的なものもあって、あと「嫁」は「夜女」という意味で、という言葉のあれそれが好きな人にはたまらない世界観だと思いました。
ここに異類婚姻譚のときめきと怖さが入っていて、面白すぎる……と唸ってしまった。会話のテンポや次から次へと起こる事件という緩急が独特で。最後の種明かしが、雪緒自身が「こういうことなんだろうなあ」と思うに止まったのがちょっと残念だったのですが、とても楽しく読みました。

東京出身のカイは、ひなびた港町で父と祖父と暮らしている。ある日趣味で作った打ち込み動画をアップしたところ、同じクラスでバンドを組んでいる水産会社の一人娘・遊歩と、神社の跡取り息子・国夫にメンバーに誘われる。練習に参加したところ、不思議な歌声を聞いたことがきっかけで人魚のルーと出会うカイ。ルーは、音楽を聴くと鰭が足に変わるのだった。
独特の描写が癖になる。水とか、踊る動きがめちゃくちゃいいと思いました。
一人の少年が自身の将来やいま自分が置かれている環境をどのように受け入れ、乗り越え、決めて歩み出すかまでのお話なので、登場人物がカイに投げかける言葉が見ていて結構きついものがありました。都会のことをまったく知らないまま語る遊歩と国夫が特にきつい。十五歳ってこんなものかなあ。もうちょっと情報が入ってこないものかな……とぐらぐらしてしまった。
とにかくルーが可愛らしかったのですが、犬人魚が……笑 マスコットキャラ的ですごく可愛かったです。
![グランドピアノ ~狙われた黒鍵~ [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/512%2BWBQHQUL._SL160_.jpg)
天才ピアニストとして有名だったトム。あるトラウマによって表舞台から姿を消していた彼だったが、恩師の追悼コンサートを開くことになり、五年ぶりにステージに立った。恩師が遺した特注ピアノで超絶技巧曲を奏でていると、楽譜に「1音でも間違えたらお前を殺す」というメッセージが書かれているのを発見する。犯人の目的とは……。
分厚い短編漫画、という印象で、スリル感があってとても好きでした。色々無理があるよ! って感じなんですが、お話としての美しさがすごく好み。ロマンがある。犯人はいったい誰か。目的は。演奏を続けながら極限の状態が続くのではらはらし通しで、無駄なところがなかったように思えてまとまっていたなー。面白かった。
![ドラゴンボール EVOLUTION [Blu-ray]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51Eph8S3bgL._SL160_.jpg)



