読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々


将来の夢も目標もない中学生の富士田多々良は、プロダンサーの仙谷要に出会ったことで社交ダンスと巡り会う。知識もないまま競技ダンスの世界に飛び込んだ多々良は、厳しいその場所で様々なものに気付き、傷つき、考えながら、やがて「ダンスが好きだ」と言えるようになっていく……。
めちゃくちゃ面白かったです! すごく王道。何も知らない少年が、秘めたる才能と努力と根性で上を目指す。熱い。かっこいい。技術も何もかも上の人たちを仰ぎ見ながら、もがいて前に進む様子が、本当に熱い。
「どんなダンスを踊りたい?」って、ダンスの世界に限定しているようにみえて、深い問いかけだよなあ。あなたはどうなりたい? って常に自分に問いかけなくちゃならない気がする。
作画がまたかっこよくて、ダンスシーンの動きがすごかった。表情も、身体の描き方も、独特でこの作品の世界観にすごく合っていた。
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イギリスの有名ミュージシャン、エルトン・ジョン。幼少時から続く孤独、成功の影にあった寂しさ、その時代には禁断であった性的嗜好による心の傷などを明らかにしながら、今に至るまでのその半生を描くミュージカル。
公開中なので続きから。
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暴力に支配された都市・流9洲。賭けボクシングをして暮らしている少年・櫟士は、街を牛耳る組織オルガノと対立して右腕と左足を失う。瀕死の状態でさまよっていたところを科学者ドクに助けられ、義肢であるテクノライズを装着することになった。未来視の少女や、街の声を聞く者、外界からやってきた男の登場で、都市はやがて戦いに巻き込まれていく。
全員に理解される必要はないわかるやつや好きなやつだけこれを楽しめ!!!
という気概が感じられるとてもわかりづらい作品だと思いました。細々したところは好きなのに全体を見ると難解で、前半の話のわからなさに困惑したまま最後まで見てしまったんですが、これ好きな人はめちゃめちゃ好きなんだろうなあ。私も流9洲やそこで生きる人たち、人類の真相とか、めちゃくちゃ好きだったもん……。任侠とSFだった。終末で、生きることを描いたというところ、嫌いじゃないというかむしろ好きです。
だからといってお勧めできるかというと、うーん……。アニメとして毛色がまったく違うので面白がれる人とそうでない人の両極端な気がします。
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2020年。東京オリンピックが始まるというその頃、父親と二人で暮らす高校生のココネは、近頃不思議な夢を見る。異世界を舞台に、ハートランド王国の姫エンシェンになる夢だ。そんなある日、父親が警察に逮捕されたという知らせを受ける。父親を助けるために奔走するココネは、母親の墓でひび割れたタブレットを拾う。だがそれを狙う者たちが現れ……。
爽やかさという技でゴールする、ちょっと未来のお話。オリンピック前という時期の割にはこじんまりとした話になっていて、わかりやすいんですがなんかちょっと期待していたものと違うような……? という鑑賞でした。エンディングと父と母が仲を深めていく映像が一番ときめいたし切なかった。
夢が入り混じりながらだんだんと乖離して行くところはココネの成長を描いているのかな。よく眠るって子どもの特徴だし、夢うつつに母や父が聞かせてくれた物語を思い出していたけれど、それと自分は違うんだというのを感じたのかもしれない。

日本が誇る名門、烏丸家の27代目当主となった花穎は、まだ18歳。突然の引退声明とともに旅に出てしまった父親・真一郎の奔放な行動に困惑しつつも、誰より信頼する老執事・鳳と過ごす日々への期待に胸を膨らませ、留学先のイギリスから急ぎ帰国した花穎だったが、そこにいたのは大好きな鳳ではなく、衣更月という名の見知らぬ青年で……。若き当主と新執事、息の合わない《不本意コンビ》が織りなす上流階級ミステリー!(裏表紙より)
当主と執事、主従でありながらもしっくりきていない関係が発展途上の二人が主人公のミステリー連作。キャラクターが面白いんですが、赤目がなんだかわけがわからない感じでもやもやしました。この人にまつわる話を含んで一冊にしてほしかったなあ。この本、文庫で220ページしかないんですよね。ちょっと物足りない。
わがままに見える花穎は、根は純粋で傷つきやすく、優しくて賢い若者なのがいいな。衣更月はどんな風にして彼を認めていくんだろう。

「あの日みた花の名前を僕達はまだ知らない。」
「心が叫びたがってるんだ。」
ひきこもりだったじんたんと、
幼少期のトラウマで声が出なくなった成瀬順。
二人を主人公にした二本のアニメは、
日本中の心を揺さぶり、舞台となった秩父は
全国からファンが訪れるアニメの聖地となった。
実は、そのアニメの脚本を書いた岡田麿里自身が
小学校で学校に行けなくなっていたのです。
これは、母親と二人きりの長い長い時間をすごし
そして「お話」に出会い、
やがて秩父から「外の世界」に出て行った岡田の初めての自伝。(カバー折り返しより)
自分に重ねるところが多くて辛かった……。一度拗れたり傷付いたりした心は、大人になっても表に出て来ては上手く生きられないという思いを強くしていくよなあ……と思ったりした。
学校に行けないことと、周囲がどう思っているか想像するところ、将来への不安といった、思うだけで息苦しい生活がわかってしまうところが、我ながら悲しいような、笑いたいような。大人になってからそのときの親や周囲の気持ちがわかったり想像できたりするのもあるあるだ。
「書くこと」があって本当によかった、と読後に思いました。

まもりとお隣に住む恋人・葉二のベランダ菜園には、華やかなパッションフルーツも加わって、夏が楽しみな季節。
同時に、まもりは就職にむけて心が騒ぐ大学3年目に。教職を目指す湊ちゃんと違って、何をすべきか悩んでしまうけれど……!
就職活動の手がかりに、企業インターンシップに参加したまもりは、自分がどう働きたいかを掴みはじめる。着々と将来を考える彼女の横で、葉二は「神戸に引っ越す」と言い出せないまま焦りばかりつのって——。二人とベランダの転換点がやってくる第7巻!(裏表紙より)
転換点というので、前回の規模くらいのものを想像していたら、想像以上に転換点だった。人生の大事な選択の一つじゃないですかやだー。
亜潟さんは思っていた以上にまもりにベタ惚れで、読みながら照れてしまいました。失いたくなかったから言い出せなかったんだなー。それにしてもヘタレすぎだけど! 可愛いから許す!
就活の話はやっぱり何を読んでもきついなあと思いつつ、まもりの選択がどうなるか、続きも楽しみ。

領主の養女となり、神殿長に就任したローゼマインは、慣れない権力者としての立場に翻弄されていた。収穫祭へ向けた準備、新しい孤児たちの面倒、近隣の町からの不満等、立場を手にしたことで課題が増えていく。おまけに、神官長フェルディナンドは常に厳しい。それでも、ローゼマインは諦めない! 下町の家族や仲間との再会に励まされ、図書室での束の間の読書で元気満タン! そして、年に一度訪れる「シュツェーリアの夜」に、薬の素材採取へ向かうが……。
過去最大のアクションが待ち受けるビブリア・ファンタジー! 神殿長はつらいよ!?
書き下ろし番外編2本+椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録!(カバー折り返しより)
別の街の孤児たちの面倒を見て、義兄の面倒を見て、自分のための薬を作って……やること多いなあ! 子どもはこんなに動ける体力ないよー! と思ったから、眠気に負けそうなマインはリアルでちょっと面白かった。
巻末の短編が好きだなあ。マインの一人称でのお話なので、違う人の視点があると楽しい。ヴィルフリートは後継らしくなれるのかな。ルッツやトゥーリの成長も見たい。

