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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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楽園のカンヴァス (新潮文庫)
ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに篭めた想いとは——。山本周五郎賞受賞作。(裏表紙より)

美術館の監視員の女性の話から始まってくる物語がどう関係してくるんだろう、と思った時点で、この物語に引き摺り込まれていたのかもしれない。
「生きてる」と感じる絵画とそれを描くルソーに魅入られた二人の奇妙な七日間が、作中の謎の鍵とされるルソーの物語とシンクロするようで、こういう恋や愛や思いがあるんだなあとしみじみした。お金や価値の話をする外野の人たちが無粋に感じられるのも、作品や伝えたいものがある人たちのことをしっかり描いているからなんだろう。
面白かったです。
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聖グリセルダ学院の祭典 (ルルル文庫)
初の学院祭の準備に華やぐ学院で、ティエサは皆と共に、学院祭でラララ叢書を布教すべく「ラララの会」を発足させた。そんななか、キアスを好きだと気付いたティエサは、恥ずかしさのあまりキアスを避け続け、一方キアスもティエサを思い切り意識する日々を送っていた。二人の恋はちょっぴり進展しそうな気配だが、ある事件をきっかけに、学院内に広まった「王女グリセルダの呪い」という謎めいた噂に巻き込まれ……!?(裏表紙より)

学院祭と、新しい友人と、彼女たちの知らないところで蠢く大人たちの陰謀の伏線の巻。
一見賑やかな学園ものっぽいけど、さらっと書かれる世界観や社会状況、歴史といった根底にあるものが、この青少年たちの未来を運命付けてしまっているのだと思うと、なんかもう、負けるな頑張れー!! って気持ちになる。アマリアとシアーハの運命が悲しいんだよ……みんなで大人たちの企みを打ち砕いてくれ……!
愛を読むひと (完全無修正版) [AmazonDVDコレクション]
1958年、ドイツ。15歳のマイケルは、年上の女性ハンナと出会い、ベッドを共にするようになる。しかし彼女はある日突然姿を消した。月日は流れ、ドイツではある裁判が紛糾していた。被告人の一人は、あのハンナで……。

『朗読者』の映画化作品。原作は読了済。
当時活字ではちゃんと読み取れなかった部分が、映像にするとすっきりわかったように思えて、また原作を読みたくなりました。表情や声音で伝わるものって結構大きいけれど、降り積もるような悲しみや歴史の大きな波に飲まれた苦しみや、羞恥といった感情は、活字の方がより深かったような気がする。
チャイルド・プレイ HDリマスター版 [DVD]
玩具店に逃げ込んだ殺人犯チャールズ・リー・レイは、刑事に撃たれて死ぬ直前、倒れてきた人形に向かって呪文を唱えて、そこに魂を移した。生身の身体を得るために暗躍する猟奇人形として暗躍するチャッキー。狙いはこの人形を持っている少年アンディの肉体だった。

まだ残っている幼心が嫌だと言うのでパッケージを貼る勇気がなかった。

80年代90年代のホラーってなんか好きだな、とここ最近思う。
子どもの頃、パッケージを見て以来めちゃくちゃ怖くて凝視できなかったチャッキー人形だったんですが、最近普通に見られるようになってきたので今回初視聴。動いているのを見ると、写真一枚で見るよりあんまり怖くないな。でもやっぱり胸の奥がざわつくのは、こびりついた恐怖感かな……。でもチャッキーの悪そうな顔はなんか表情豊かでいいなと思いました。これが大人になるっていうこと(多分違う)
ありえない展開と設定が続くけれど、それがまた面白い。いかにリアルに見せるかっていう撮影もほうほうと興味深く見ました。演技でリアルさが決まるわけだから、役者さんはすごいなあ。
駆込み女と駆出し男 [DVD]
江戸時代後期。縁切寺・東慶寺は、寺で二年の修行を行った女たちを離縁させることができる場所だった。お上のやり方を批判したことで江戸に居づらくなってしまった医者見習いの信次郎。御用宿に身を寄せた彼は、離婚を望む女たちと関わることになって……。

台詞回しや演技が舞台を見ているように生き生きしていてめちゃくちゃかっこいい。
後期としながらも江戸時代の空気が感じられる人物や風景の描写、でも親しみやすい演技もあって、いい邦画だったなあ。人間の描き方がとても生き生きしていて、それぞれの物語があってすごく面白かった。やっぱりお吟が、凄まじく粋であだでかっこよかった。男性がとても傍若無人で尊大な存在に感じられる一方で、進次郎のちょっと軟弱で人情味溢れたところが癒しだった。ラストはいい余韻だった。
CASSHERN [DVD]
大亜細亜連邦共和国。戦争に勝利したものの内紛が続くこの国で、東博士の息子・鉄也は、父が研究していた新造細胞によって蘇った。異常に発達する肉体を守るためにボディスーツを着用し、新造人間として、大事なものを守るために戦う、この命の行き着くさきは……。たった一つの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体。 鉄の悪魔を叩いて砕く、キャシャーンがやらねば誰がやる。

暗く重苦しいテーマを美しい映像で描く。全体的なトーンが静かで、暗く滾る炎のようなものを感じたんですが、ちょっと話が難しかったような気がする。
最後はめちゃくちゃ好きなんですけどね! 戒めのような、滅ぶしかないのかみたいな諦めがSFやファンタジーで描かれているとめちゃくちゃ滾ってしまうんですが、これはきっと私の性癖です。そして願いを託すとか、希望が描かれることがまたいいんだよな……。
TVアニメ「あかねさす少女」Blu-ray BOX
鉱石ラヂオ研究会に所属する、明日架をはじめとした五人の女子高生たちは、ある日「御神木にラジオのチューナーを合わせると並行世界に行くことができる」という都市伝説を検証した。それは、並行世界にいる自分たちと、異なる世界フラグメント、そして黄昏と呼ばれる終末とクラッターと呼ばれる者たちとの出会いと別れと戦いの始まりで……。

都市伝説を扱ったホラーかと思いきや、並行世界で異なる自分や友人たちと出会ってどたばたするなどのSF百合アニメだった。
主人公が鍵になるように、違う世界でも重要な役割を果たしているっていう設定は、とてつもなくロマンだ。自分なんだけどまったく違う自分で、近しい気持ちを覚えて大事に思うってすごく主人公らしい性格づけだよなあ。コミカルなエピソードが多いけれども、シリアスなところはがっちりシリアスで、最後まで主人公らしさが描かれていたように思う。
キャラクターの性格づけが違うと声優さんの演技も変わるのがとてもよかった。
問題児たちが異世界から来るそうですよ? DVD通常版 第1巻問題児たちが異世界から来るそうですよ? DVD限定版 第5巻
特殊能力を持つがゆえに現実に飽き飽きしていた、逆廻十六夜、久遠飛鳥、春日部耀の三人は、ある日届いた一通の手紙に目を通した瞬間、異世界である箱庭の世界へと召喚される。ギフトゲームと呼ばれるゲームによって、コミュニティを守り、あるいは拡大し、侵略するこの世界で、三人は自分たちを呼び出した黒ウサギに、彼らのコミュニティ・ノーネームを助けることを依頼され……。

原作は未読。全員異なる世界や時代に生まれ育った若者たち、召喚された先は異世界、という異世界づくしな作品。
主役級が三人というのが面白いなあ。三人もいるとかなりチートだ。十六夜が主人公らしくスカした感じかつ、実は最強みたいな雰囲気を漂わせていて、正しくラノベだなあと思う。
黒ウサギが振り回されているのがとても可愛らしかった。「この問題児様たちはー!」とか、敬語で罵倒するのがたまらなく可愛い。声優さんがイメージにすごく合っていた。
後宮の烏 3 (集英社オレンジ文庫)
「梟」が残した羽根に、自らの行く末を重ねる寿雪。先代の戒めに反し夜明宮は孤独から遠ざかるも、寿雪自身は虚しさから逃れることが出来ずにいた。烏妃の元には、今宵も訪問者が絶えない。泊鶴宮での怪異は、やがて烏漣娘娘への信仰を脅かす『八真教』へと通じて? 他方、高峻は烏妃を「烏」から解放する一筋の光明を見出し、半信半疑ながらも寿雪と共にあることを決め!?
真の"救い"は光であり、葛藤……歴史が再び動き出す——(裏表紙より)

それまであんまり描かれていなかった、世界観の説明が冒頭から結構豊富に書かれていて、ちょっとびっくりしてしまった。読み落としている可能性が高いけれど、なんとなく大陸のように思っていたから、こういう込み入った世界だとは思わなかった。
それはともかく。
少しずつ寿雪が孤独から解放される一方で、彼女を含めたいろんな人の寂しさが深まっているような気がする三巻だった。新しい登場人物たちもそれぞれ裏があるようで、異なる寂しさや孤独を抱えた人たちが集まっている感じがとても好きなんだけれど、いつかばらばらになる予感もあって、とても切ない。
世界図が出たことで大河になりそうなので、この物語の行き着く先が楽しみだ。
大正二十九年の乙女たち (メディアワークス文庫)
日本が世界の戦乱に巻き込まれつつある、大正二十九年。芸術志向の女性たちが集い、活況を見せる逢坂女子美術専門学校に、四人のひときわ個性的な女学生がいた。画家としての才能あふれる池田千種。武道に没頭する男勝りな星野逸子。身体は不自由ながら想像力豊かな犬飼華羊。素直で女性らしい優しさに満ちた緒方陽子。戦争の足音が近づく不自由な時代にありながら、彼女たちは短い青春を精一杯謳歌していた。しかし彼女たちの明るい日々に、不穏な影が忍び寄り……。奇才・牧野修、渾身の青春時代小説が登場!(Amazonより)

メディアワークス文庫から出たのって本当か? と思うほど、かなり骨太な、大正二十九年と芸術と猟奇と少女たちを書いた作品だった。安易に言ってはいけない気がするんだけれど、すごく面白かった。
芸術を志す少女たち四人の視点から一連の事件を紐解く連作で、猟奇事件の謎を解きつつも、その時代に生きる女性たちがどんな風にもがいていたか、どんな風俗があったのかみたいなところを読むのが面白かった。それぞれに才能に恵まれていて、その個性が四人でいることですごく受け入れられている感じがするの、青春のきらめきって感じで眩しかった。
Profile
Author:月子
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