読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
江戸時代後期。縁切寺・東慶寺は、寺で二年の修行を行った女たちを離縁させることができる場所だった。お上のやり方を批判したことで江戸に居づらくなってしまった医者見習いの信次郎。御用宿に身を寄せた彼は、離婚を望む女たちと関わることになって……。
台詞回しや演技が舞台を見ているように生き生きしていてめちゃくちゃかっこいい。
後期としながらも江戸時代の空気が感じられる人物や風景の描写、でも親しみやすい演技もあって、いい邦画だったなあ。人間の描き方がとても生き生きしていて、それぞれの物語があってすごく面白かった。やっぱりお吟が、凄まじく粋であだでかっこよかった。男性がとても傍若無人で尊大な存在に感じられる一方で、進次郎のちょっと軟弱で人情味溢れたところが癒しだった。ラストはいい余韻だった。
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