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この世には〈蠱毒〉というものがある。壺に百の毒蟲を入れて殺し合わせ、最後の一匹が猛毒の〈蠱〉となる。それを古来〈蠱術〉といい、操る術者を〈蠱師〉と呼ぶ。
大陸でもっとも強大な斎帝国の第十七皇女・李玲琳は、周囲からひそかに「毒の姫」とあだ名される風変わりな姫だ。最愛の姉である女帝・彩蘭の指示で、隣国魁の王・楊鍠牙のもとへ嫁ぐが、結婚生活は前途多難。まず玲琳が蟲を偏愛する蠱師と判明し、魁国の者たちはドン引き。さらに鍠牙の命が何者かに狙われている——という噂が立つと、毒殺犯容疑をかけられた玲琳の立場は危ういものに……。(裏表紙より)
宮野さんだし、思いっきりぶっ飛んだヒロインなんだろうなあという予想を裏切らないぶっ飛び具合。しかも全員歪んでいて、それこそいまこそこの作品で蠱毒を作るつもりなのかと思ってしまう、中華風後宮もの。
個人的に蠱毒になったものが霊的な存在になって玲琳のそばにいるというのがなるほどなと思いました。実際の生き物にしてしまうと生死の問題があるし、呪術的なものなら霊的存在や概念でいいよなと。
最終的に鍠牙が一番、玲琳と一緒にいるためなら手段を問わずなんでもやりそうなので、このままだと傾国の美女になってしまいそうな玲琳が今後どうやって上手く制御していくのか楽しみです。
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