1958年、ドイツ。15歳のマイケルは、年上の女性ハンナと出会い、ベッドを共にするようになる。しかし彼女はある日突然姿を消した。月日は流れ、ドイツではある裁判が紛糾していた。被告人の一人は、あのハンナで……。
『朗読者』の映画化作品。原作は読了済。
当時活字ではちゃんと読み取れなかった部分が、映像にするとすっきりわかったように思えて、また原作を読みたくなりました。表情や声音で伝わるものって結構大きいけれど、降り積もるような悲しみや歴史の大きな波に飲まれた苦しみや、羞恥といった感情は、活字の方がより深かったような気がする。
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