読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「あの日みた花の名前を僕達はまだ知らない。」
「心が叫びたがってるんだ。」
ひきこもりだったじんたんと、
幼少期のトラウマで声が出なくなった成瀬順。
二人を主人公にした二本のアニメは、
日本中の心を揺さぶり、舞台となった秩父は
全国からファンが訪れるアニメの聖地となった。
実は、そのアニメの脚本を書いた岡田麿里自身が
小学校で学校に行けなくなっていたのです。
これは、母親と二人きりの長い長い時間をすごし
そして「お話」に出会い、
やがて秩父から「外の世界」に出て行った岡田の初めての自伝。(カバー折り返しより)
自分に重ねるところが多くて辛かった……。一度拗れたり傷付いたりした心は、大人になっても表に出て来ては上手く生きられないという思いを強くしていくよなあ……と思ったりした。
学校に行けないことと、周囲がどう思っているか想像するところ、将来への不安といった、思うだけで息苦しい生活がわかってしまうところが、我ながら悲しいような、笑いたいような。大人になってからそのときの親や周囲の気持ちがわかったり想像できたりするのもあるあるだ。
「書くこと」があって本当によかった、と読後に思いました。
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