読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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アメリカの植物学者であるマーティンは、学会に出席するため妻とともにベルリンにやってきた。しかし空港で荷物を忘れたことを思い出して取りに戻ったところに事故に遭い、昏睡状態に陥る。四日後目覚めた彼だったが、妻の姿はない。医者をかき口説いて病院を退院し、ホテルに向かったマーティンだったが、妻は彼に「あなたはどなた?」と尋ねる。その彼女の傍らには「マーティン」という名の夫がいた。
意識不明から目覚めて妻に会ったら「あなたは誰?」と言われて、しかも自分と同姓同名、経歴も何もかも同じの別人がいた。お前は誰だ? 俺は誰だ? いったい何が起こってるんだ!? というサスペンスです。
解き明かしてみると呆気ないんですが、いやあ、真相にたどりつくまでに本当にはらはらさせられました。小さな、細い手がかりをなんとか手繰り寄せて真相を掴む展開、とてもスリルに満ちていていいです。
しかしこれ、組織側の人の事情を考えてしまうなあ。欠員補充するくらいだったからだいぶとばたばたしたんだろう……と特殊組織に会社組織の考え方を照らしてはいけないと思うんですが、向こうも向こうで大変だったと思うんだよと、作品とは関係のないところでちょっと哀れに思ってしまいました。
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スリルを求めて強盗団「STEALERS」を結成した四人組。リーダーのスリムをはじめとした彼らは鮮やかな手口で警察を出し抜き、獲物をゲットした。二度目の犯行計画を練るスリムたちだったが、組織の裏金を手にしたことによって脅迫されるはめに。組織からも警察からも逃げおおせることができるのか。
わかりやすいストーリーにテンポがよく、あっという間に終わってしまった。小粋な奴らがどうやって周りを出し抜くかという話で、やっていることは犯罪なんですがこういうのがスマートな泥棒というのかなと思う。
また主人公と警察の美女の関係がいいんだよなあ。犯罪者には自分を追ってくれる美女の存在があるとすごくかっこいいと思うんですよ!
彼らのやっていることは全面肯定ではできないけれど、その悪さがかっこいいと感じてしまうのが悔しい作品でした。

うだつの上がらない大学生の良太はついに就活シーズンを迎えた。しかし書類選考すら突破できない有様で毎日焦っている。そんなある日組の抗争によって逃亡してきたヤクザの柳葉と火野がアパートに転がり込んでくる。なし崩しに同居することになったが、柳葉は素晴らしい料理をふるまう男で……。
原作は未読。
見るとお腹が空くドラマですが、就活のシーンが辛くて胸が痛い。
しかし食べるのは大事だよなあ。心と身体には美味しいご飯が効くんだよ。柳葉たちとの交流を通じて、ふわふわしていた大学生だった良太が社会人になるべく少しずつ成長していくのは見ていて嬉しくなる。そうやって教えてくれる大人ってたくさんはいないんだよな。
ああお腹減ったー! ハムカツ食べたーい!

ゾンビや死んだゾンビが復活した骸骨などが跋扈する世界で、ゾンビの青年は日々を送っていた。ある日空腹を覚えて仲間たちとともに食料(人間)を探しに出たところ、少年少女たちと遭遇。脳を食べることでその人間の記憶を追体験できる彼は、その記憶を読んだ結果、食料となった青年の恋人だったジュリーに恋をしてしまう。
ゾンビのラブコメとホラー。
主人公の青年がゾンビというだけでピュアな映画になっているのがめちゃくちゃ面白いです。ゾンビの日常が語られる冒頭がシュールなんだけれどリアリティがあって面白い。ゾンビってこういう思考を働かせているのかもしれないなあ。
ゾンビがまた別の生き物に進化する(人間に近付く)という展開が面白くて、第三勢力相手に立ち向かおうとする展開もわかりやすい。主人公のアールとジュリーの恋が世界を変えるというのはロマンチックでコメディだなあと思っておかしいんだけれど、感情を持つって大きな意味があるんだなと感じさせられる。
好きだなと感じた作品でした。面白かった。

念願かなって27歳で中途入社した出版社で、喜びも束の間、“あそこは特殊”と噂の男性誌「ANDO」編集部に配属になった文香。いきなり振られたのはAV女優のインタビューに添い寝クラブの体験記事、雑用の嵐をかいくぐって出かけた取材先では先輩のいやがらせ!?「もう自信ないよ……やっていけるの? 私……」編集長の不穏な行動、特ダネ合戦の意外な結末、謎のゲリラメール——アワアワで半泣きの日々の中に文香の居場所と幸せは見つかるのか!? 勇気と元気とやる気がもらえる、一気読みお仕事ノベル!(裏表紙より)
中途採用で、きらきらしい編集部ではなく特殊な男性誌「ANDO」に配属されてしまった文香。冒頭はともかく、だらだら不満を述べることなく仕事をこなす文香は、さすが中途採用だなあと思わせる。
事件もちょっと心がざわっとするくらいで大きな失敗もなく、周りに大事にされて助けられて、文香は仕事を一つ一つやり遂げていく。周りがいい人だっていうのは読んでいて安心感があっていいなあ。
仕事がメインなので恋の話は少しなのですが、作田さんといい感じだったけれどその後どうなったのかものすごく気になりました。

春休みに突如異世界に召喚された、三島響。〈フォーチュン〉と名乗る存在は、響を後継者候補に選んだと言い放ち、荒廃した世界エヴリールへとばす。神々の加護を受けた響は、そこで騎士・リュイを助ける。彼は、幽鬼が跋扈する世界で、ただ一人の生き残りだった。「あなたを必ず守る。俺は変わらぬ忠誠を捧げよう」運命に選ばれし、世界を救う二人——孤高の異世界トリップ・ファンタジー! 大人気WEBサイト公開作、書籍化!!(裏表紙より)
人々がレイムと呼ばれる幽鬼と化した終焉の世界で、神々の祝福を受けた少女が出会った騎士とともに世界を救うファンタジー、でいいのかな。糸森さんらしいヒロインとヒーローのちょっと歪にも思える執着の関係性ですが、世界にたった一人かもしれないという孤独の中で人と出会ったら、その人と一緒にいたいと思ってしまうよなあ。
もふもふ要素のエルがたいへんいい子ですね。
ここから物語は始まるよ! という導入で物語は大きく動かず終わってしまった。響は世界を救えるのかなあ。

母から冷遇され笑顔を失った淑葉の慰めは、亡き母に教えられた書法に親しむこと。しかし、その能書の才さえも継母によって奪われてしまう……。そんな絶望の淵に沈む淑葉の元へ突然、皇兄・夕遼との政略結婚の命が下る。しかし、真に望まれていたのは淑葉の妹・香蝶ということが分かり!? すれ違う二人を繋ぎ、想いを伝えるのは、笑わぬ花嫁の筆ひとつ…! 婚儀から始まる中華麗麗恋物語。
甘く切なく……「書」をめぐる中華後宮ミステリー!(裏表紙より)
継母に冷遇されていた淑葉。皇兄と結婚するも、彼が本来望んだのは能筆家で有名な妹だった。半年たったら離縁すると宣言されてしまう淑葉だったが、書を通じて夕遼が本当のことを知るようになり、結婚を続行することにする。という第1話から、淑葉が本来の書の能力を取り戻すまでの第2話。身ごもった妃の一人の不義密通の疑いを晴らす第3話が一緒になった一冊。
筆跡を確かめて疑いを晴らすのはまさに捜査という感じで、面白く読みました。操作中にいちゃいちゃするのは、こらこら君たち時と場所を考えなさいという感じでしたが……笑
皇帝陛下が有能ゆえの歪んだ性質と諦観を持っている人のようなのでだいぶ気になります。この人かなり残酷だよなあ。

経理部の森若沙名子、27歳。多くの領収書を処理する沙名子には、社内の色々な人間関係が見えてくる。周囲に与えた分以上のことは期待せず、されず、精神的にも経済的にもイーブンでいることを大切にする沙名子は、他人の面倒ごとにはかかわりたくないのだけど、時には巻き込まれることも。ブランド服、コーヒーメーカー、長期出張……それは本当に必要なものですか?
使える経費の多い社員は、たまに足を踏み外しかける。(裏表紙より)
お金の流れから人の動きが見えてくる。森若さんの立ち位置や生活、仕事ぶり、そこから見える人間関係がすごく癖になって、続きがすごく読みたくなるんですよね。どの人間もみんな「ちょっとずるをしよう」という邪な心があって、すごくリアルに感じられて。こういう人、普通にいるんですよねえ。
太陽くんがだいぶと安らぎになっているようで、ちょっと嬉しかったり。誰に対しても適切な距離と自分の生活を脅かされない範囲で付き合うのは、心地よくていいと思うんですけれども、太陽くんのように森若さんはこういう人だってわかってちゃんと森若さんの心地いいやり方で付き合ってくれるの、すごくいい人だと思うんです。得難い人だわー。

キス事件(?)をきっかけに、アランへの恋心を自覚したエデル。ところが、彼に美貌の貴族令嬢との婚約話があがっていると聞いて、気が気ではない! そんな彼女をよそに、アランは研修という名の王都旅(しかもふたりきり!)を決めてしまった。恋の決断は旅の後で……そう思ったエデルの前に、《魔術師の靴》の気をまとう自分とよく似た青年が現れて!? 靴と恋の物語、波乱含みの第3弾!(裏表紙より)
キス事件の後、お互いに意識しあってぎくしゃくしている二人。それでも少しずつ距離を縮めて……。てっきりもう少しもだもだするかと思いきや、アランがはっきり言えたのでよくやったでかした!!!!! という気持ちです笑 エデルに気付いてもらえてよかったね。
今回は人魚姫。アランの婚約者騒ぎと絡めて、愛されたい、愛されるということはどういうことなのかというお話。セスに変わる新たな魔術師も現れて、エデルはますますアランに対して引け目を感じそうだなあという予感を覚えつつ。二人の進展が楽しみです。

霊力をまったく持たない鹿の子は、陰陽師家の側室である東の方だ。しかし大事な御饌菓子を作るため朝から晩までかまどに張り付いていることから「かまどの嫁」と言われて下女たちに嘲笑われている。けれど鹿の子の作る菓子に魅せられたのは妖だけではなくて……。
甘いお菓子とたくさんの人・妖たちの和気藹々、ほのぼのなお話。なんですが最後にすごく暗雲立ち込めるものを感じてはらはらする。
かまどの嫁と蔑まされているものの、自分に出来ることを誇りを持って成し遂げる鹿の子。独特なマイペースさにいつしか周りも巻き込まれて……というより周りの方がいつもてんやわんやしている感じがする。旦那様との恋か、お稲荷様との恋か、それとも旦那様の式、いやまた幼馴染? という男性四人に思われている逆ハーレム状態でもあるんですが、鹿の子が本当にお菓子しか見えていないので大丈夫かなと思うし男性陣がかわいそうだ笑
また書籍のデザインが可愛くて。箔押しもあって豪華で素敵です。