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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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ハプスブルク家の女たち (講談社現代新書)
女帝の娘たちの歩んだ人生の明暗。貴賤結婚の苦難に耐えた大公妃たち。政治情勢にまで影響を与えた、皇帝をめぐる嫁姑の確執……。ハプスブルク帝国の歴史を彩る皇妃・皇女の群像。(表紙より)

ハプスブルク家の女性たちの結婚と一生を簡単にまとめたもの。政略結婚はもちろんですが、貴賎結婚にも焦点が当てられていて、ほうほうと興味深く読みました。
すごいと思ったのはやっぱりマリア・テレジアのエピソードで、妊娠と出産を繰り返しながら政治に携わったのはすさまじい女傑だなあと思う。高貴な女性とはこんな風にして結婚してきたのだと感じる部分もあり、「帝冠か恋か」の問いかけはやっぱりロマンだよなあなどと考えたりもしました。
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天使たちの課外活動5 - 笑顔の代償 (C★NOVELSファンタジア)
リィ・シェラ・ルウの三人組「よろず困りごと解決」課外活動に新たな依頼が入った。隠し子騒動にパトロン疑惑という学内ではショッキングな内容である。しかも持ちこんだのは彼らにとってある意味「仲間」ともいえる二人——ヴァンツァーとレティシア。違和感ありまくりの状況に、かの三人組も固まった。さらに両親の就任式に感銘を受けた様子のライジャが「女体に慣れる修練」とかの誤解されまくりな爆弾発言を次々と言い出し、追い打ちをかけた(もちろん、ライジャ自身は至極真面目に発言しているのだが)。どうやら学校はどこもかしこも異常事態の大賑わいが大盤振る舞いで……?
学校生活を満喫する(?)充実の第5巻。(裏表紙より)

今回は天使たち側、ヴァンツァーのお話。クラッシュ・ブレイズシリーズの『ファロットの休日』が初出のビアンカ、ブリジット母娘が登場。事件に巻き込まれてしまう。
ヴァンツァーはだいぶと変わったなあ。大事な人ができて、楽しいと感じてくれているようでほっとしました。
お話は、いじめられているらしいというレティシアの依頼と、乳児を抱えた中年女性(ブリジット)に対してまったく愛嬌を見せないはずのヴァンツァーが笑顔を見せて楽しそうにしていることから事件発生。「永久凍土の貴公子」とあだ名されている彼なのに、あの女性は誰なの!? と男女問わず大騒ぎになったことから、ブリジットとビアンカがどうやら狙われるようになったらしく……? という。レティシア側のお話は導入でほとんどヴァンツァーの話なんですが、ふたりとも、それぞれにしたいことができていてよかったなあと見守る側として思うのでした。
鍵のない夢を見る
小学校の頃やってきた転校生、その母親の秘密「仁志野町の泥棒」。年齢と立場、恋愛と結婚に言いようのない苛立ちを覚えていたある日、不審火が起こる「石蕗南地区の放火」。かつて付き合った男との思い出を回想しながら旅をしている「美弥谷団地の逃亡者」。恩師が殺されたことを聞いた彼女の元にかつて付き合っていた男から電話がかかってくる「芹葉大学の夢と殺人」。やっと欲しかった子どもを授かったものの育児に疲弊していく「君本家の誘拐」。五つの短編集。

まさに「鍵のない夢」というか、答えが見つからないまま、行き場を失ったり、自分の立っているところがわからなくなったり、どうにもならなくなってしまっている人たちの話だったなと思いました。どの話もいたたまれない読了感なんですけど、辛かったのは「芹葉大学の夢と殺人」でした。
口ばかりで、社会を知らないまま、「嘘がつけない」という言葉を武器に夢を見ている大学生が出てくるのですが、この男がもう……もう……。その言動のいちいちがもぞっとしていたたまれない。
同時に「石蕗南地区の放火」ももぞもぞもぞーっとしました。結婚の気配もないまま三十六歳になった女性が主人公。なんとなくデートらしきものに出かけた年上の男性がいるものの……という話で、このふたり、それぞれのこじらせ感が胸を掻きむしってしまうくらいしんどい。これ「マウントとりたい」って話なんですよね。ああー。
後味がとても悪いんですが、この身をよじってしまう居心地の悪さがたまらないなあとも思いました。
少女A (徳間文庫)
 オレ、アイダ・ナオ。高校入試に失敗しつづけ、ジョーダンのつもりで女装して受けた女子高に、なんと入学してしまった。最初はおっかなびっくりだったけど、だれも気づく気配がないし、まわりはみーんな女のコ。これはオレのための花園なのかもしれない…。「十五歳」の体と心の成長を鮮烈に描いた、パワーとスピード感あふれる痛快な青春小説。(裏表紙より)

どうしてばれないんだ! という突っ込みどころが多々あるんですが、子どもの性についてここまであけすけに書いてあるのはめずらしいなあなんて思いながら読みました。ラッキースケベ的なこともここまであからさまに書かれるとちょっと引いてしまうんですが、なんだか子どもたちのやるせない怒りとか苛立ちが込められている気がしました。
ハーフ・クラウン 秘め公爵といばらの輪舞 (コバルト文庫)
シエラ公爵家の跡取り男子として育てられたユフィは、誰よりも強く賢く凛々しい美青年。突然の王太子出奔により、彼女は次期王の候補者として挙げられる。そこに現れたのがもうひとりの候補、クロヴナー公爵家の貴公子ヴィンセント。そして彼は、ユフィの真実を知っており、彼女をひそかに愛していた……。無二の親友として絆を深める2人だったが、ヴィンセントの一途な想いは止められなくて!?(裏表紙より)

王太子不在のレイジエルド王国は、二つの公爵家の派閥に分かれていた。ユーフェミアが当主のシエラ公爵家と、ヴィンセントが当主のクロヴナー公爵家。仲の悪い両家だったけれど、ユーフェミアは実は女でありながら男として育てられており、何度も命の危機に瀕しながらようやく丈夫になったヴィンセントは、幼い頃少女の姿であったユフィに恋をしていたのだった。
ユーフェミアがまた男として完璧。心の有り様も立ち居振る舞いも男前。けれど可愛いものも綺麗なものも好きで女装して出かけることもあるという、おいしいヒロイン。ヴィンセントはちょっと不器用ながらも真剣に彼女を追いかける、まっすぐな貴公子。おいしいおいしい。お祭りのシーンが泣きそうなほど素敵で切なくて(その後のずっこけも含め)いい少女小説を読みました。
姫君返上! ―民を守護する者― (ウィングス文庫)
男に生まれたのに、聖レーミッシュ帝国の皇女として育てられたアレク。悪魔を祓う聖祓魔師ノエルに協力し、現在は藤花選帝侯国に滞在中だ。そこへ帝都よりとんでもない知らせがもたらされた。隣国ルスラントからの侵攻、選帝侯達の裏切り——しかもそれらを立案したのは猫バカの宰相!?「俺は偽者の皇女だけど、逃げるのはやだ」。そう戦いを決意した〈麗しの薔薇姫〉だったが、ルスラント皇帝が正式に求婚してきて……? 王宮ファンタジック・ロマン、堂々の完結!!(裏表紙より)

本編完結。拮抗したまま皇帝を選ばずに終わるはずの選帝侯会議で、まさかの事態が。信頼していた人の裏切りにあったアレクとジークたちは果たして。
大団円的ハッピーエンドでたいへん楽しかったです。民衆とともに立ち上がる皇女って図がたいへんかっこよかった! その後綺麗に全部片付けて、みんな新しいところで生きていけるのもよかった。
調べてみると外伝があるんですね。ギィとノエルの結婚式は外伝なのか。それはぜひとも読まなければ。
姫君返上! 聖母に焦がれた者 (ウィングス文庫)
男に生まれたのに、聖レーミッシュ帝国の皇女として育てられた〈麗しの薔薇姫〉アレク。舞踏会兼見合いの本日、着飾らされていた彼の許を訪れたのは、婚約したばかりの異母姉だった。聖祓魔師としてひそかに帝都を訪れた彼女は言う。「藤花選帝侯国に悪魔が出た」と。多忙の第二皇子には事実を隠し、祓魔のためその地に向かったアレク達一行。しかし、藤花選帝侯国都の大司教らはなぜかアレク達に非協力的で……? 王宮ファンタジック・ロマン第四巻!!(裏表紙より)

藤花選帝侯国での悪魔事件に関わる中編と、ギィとノエルの挿話めいた短編、それからまだユーディット皇后が生きていた頃の子どものアレクとジークの短編。アレクが元に戻れるのかという本編は最後の布石という印象を受けたお話でしたが、にやにやしたのはギィとノエルの不器用すぎるやりとりでした。手を握ったり隣に座るだけでこんなにぎゃーぎゃーなってたらその先どうするつもりなんだろう(にやにや)
姫君返上!-聖者の花嫁となる者- (ウィングス文庫)
男に生まれたのに、聖レーミッシュ帝国の皇女として育てられた〈麗しの薔薇姫〉アレク。たまに皇宮を脱け出すアレクは、帝都の下町で祖父の仕事を手伝っていた。そこで出会ったのは迷子の聖職者。彼こそが異母姉の恋する本物の副祓魔師だった! 皇宮に戻ったアレクが来臨の目的を探ると、なんと彼はジークとノエルの結婚話をとりまとめに来たことが判明。しかもその提案を受けたジークは、彼にはアレクとの結婚を勧め……? 王宮ファンタジック・ロマン第三巻!!(裏表紙より)

前巻より引き続き、師兄とノエルのお話。師兄ギィ・アドルフは、話してみるとどうもノエルのことを好いているらしい。けれど頑なに「聖祓魔師猊下とは結婚しない」という。その理由とは……というわけで、ああーそりゃ結婚しないって言うわーノエルダメだわーって思う内容で笑 アレクの明るさとうまくやっているジーク、押せ押せゴーゴーなノエルのせいで忘れがちだけれど、三兄弟の親周辺の事情ってだいぶと闇だったんだわと思い出す巻でもありました。ノエルの恐怖はきっと根深いよね……。
そんな後に親世代の過去編である「昔々、皇宮で」が収録されていて。思わず一巻を読み返しましたが、ああーここがもう一人の妾妃が絡んでえらいこっちゃなのかあと天を仰ぎたくなりました。この話だけみると実に美しい話なんですけれど……うん。
あとがきを読むとノエルとギィの結婚式があるようなので楽しみだ。
朝が来る
「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、だが、確かに息子の産みの母の名だった……。(帯より)

「家族って、なんだ」を問いかける作品でした。
不妊治療をした後、養子を迎えることにした栗原夫妻。一方子どもの母親である片倉ひかりは未成年にして身ごもった少女。子どもを作ることを当たり前だと考えられて苦しむ夫婦と、親が望む子どもでなくなった少女が、「家族ってなに」を考えている。何がその子どもの(その人の)人生を分けるんだろうと考えてしまいました。ひかりだって最初は可愛い娘だったはずなのに、親が望むものではなくなった瞬間に拠り所を失って、そのまま二十歳になってしまったところが苦しくてぐうっとなりました。家族という拠り所から弾かれてしまった瞬間、人は何者でもなくなるんだろうか……と不安にも駆られて。家族という共同体に守られていなければ何者にもなれないなら、血の繋がりは、家族とはって考えてしまうんですが……最後にひかりがつなぎとめられたようでほっとしました。
「朝が来る」けれどまだまだこれからなんですよね。佐都子たちもひかりの両親のようになってしまうかもしれないんだから。
鬼談百景 (角川文庫)
学校に建つ男女の生徒を象った銅像。その切り落とされた指先が指し示す先は……(「未来へ」)。真夜中の旧校舎の階段は“増える”。子どもたちはそれを確かめるために集合し……(「増える階段」)。まだあどけない娘は時折食い入るように、何もない宙を見つめ、にっこり笑って「ぶらんこ」と指差す(「お気に入り」)。読むほどに恐怖がいや増す——虚実相なかばする怪談文芸の頂点を極めた傑作! 初めての百物語怪談本。解説・稲川淳二

解説曰く、小野不由美さんが読者の手紙に書かれていた体験談をもとに作った怪談集だそうで、1ページから4ページほどの作品が多数収録されています。ほっこりするものもなければスプラッタなものもない、純粋な怪談。夜中に読むのが怖かったので朝の明るいうちから読んでいましたが、それでも読み終わりに近くなる頃にはなんだか身体が重いような気がするという……。表紙をよく見ていなかったのですが、ちゃんと見るととある作品に出てくる猫ですね。不気味だなあ。
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Author:月子
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