読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

中学生でデビューしたもののWeb上で作品や作者に対する心ない言葉を連ねられ、次の作品が出せずに迷う高校生にして小説家の千谷一也。担当編集者から共作企画を提案され、組むことになった相手はなんと売れっ子作家にして同級生の小余綾詩凪だった。口が悪く自信家な詩凪と正反対の一也だが、ともに物語に向き合ううちにお互いに少しずつ変化が起こり……。
物語の進行に合わせてBGMがかかる、とてもおしゃれな映画。原作は1冊目を読了済み。
売れない小説家と売れっ子小説家、物語を手放せないでいる二人が必死にあがく話。
正直、見ていてだいぶきつい。詩凪の「物語の力」の台詞はとてもいいんだけれど、あなたのその言葉は強者だからこそのものでしょうという気持ちになる。なので一也の方に共感するんだよなあ。苦しいんだろうなあと思いながら、すべては書き続けることでいつか運を掴み取る日がくることを祈るしかないところが、もう。
爽やかな終わり方をしたけれどそこで終わりじゃないからな! と思いながら見終わりました。画面作りや音楽の盛り上がりがとてもよかったな。
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