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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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機動戦士ガンダムUC 7 [DVD]
「ラプラスの箱」の最終座標は、始まりの地インダストリアル7。ネェル・アーガマ、ガランシェール隊とともにその地を目指すバナージたち。一方、連邦軍では、ビスト一族のマーサ・ビスト・カーバインと、連邦政府の議員ローナン・マーセナスが手を組み、「ラプラスの箱」を目指していた。そして一行は、真実を知るリディから、バナージとミネバはビスト財団の創始者カーディアス・ビストから、「ラプラスの箱」の真実を聞かされる……

父から子へ。未来を託す大人たちと、それを受け取った子どもたち。そして、子から父へ返す愛。
エピソード1から一貫して描かれているテーマが、最後までぶれなくてすごく面白かった……。
ここにきてリディがすごくいいキャラというか、成長したね! っていう。バナージがサイコフレームの塊になって、呼びかけるところなんて、これから彼が主人公になるんじゃないかと思った。それに共闘! 以前とは違う、本当に二人で強大な敵に立ち向かっているという感じが、すごくよかった!
フロンタルの最後は、胸がいっぱいになった……。無印ガンダムはほとんど知識はないのですが、それでも、彼らが現れたことがこう、次へ、というメッセージがあるように感じられて。
ああ、もう、すごく面白かった! 子どもっぽくないけれど、子どものためのガンダムだと思いました。
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乙嫁語りの歩き方 (英和MOOK)
『乙嫁語り』の簡単な解説本。ストーリーを軽く追いつつ、文化について触れています。
原作を横に置きつつ、「このコマにはこういうことが描かれているんだけど、実はこういう裏があるんだよ」っていうのを楽しむ一冊かな? がっつり解説本というわけではないです。改めてストーリーを読むと、ああ、乙嫁ほんと好きだな……って思いました。
機動戦士ガンダムUC 6 [DVD]
連邦軍によって追撃されることとなったネェル・アーガマ。窮地を救ったのは、袖付き、フル・フロンタル。彼らに協力を求められた一行だったが、ネェル・アーガマのクルーたちの一部が抵抗、武器を手にし、一触触発の状態になる。だが、マリーダとミネバ、バナージの活躍によって袖付きたちを追い出すことに成功する。そして、三つの勢力が「ラプラスの箱」の最終座標地点を目指すことになるが、その時、リディの乗る黒いガンダムが現れ……。

マリーダさんとジンネマンのやりとりに泣く。父親と子どもの関係性の中で、最初に解放された二人ということになるのかな。
お着替えをなさった姫さまがかっこよすぎです。このあたりで、ミネバはだいぶとはっきり物事を言い切るようになったなあと思いました。語調がはっきりして、発言に責任を持つようになった感じがする。腹が据わったというか、覚悟したというか。
リディは……逆恨みっぽいような、なんというか。
次が最後。
マンガ食堂
マンガに登場する料理を実際に作ってみた一冊。料理が登場するシーンを紹介したページつき。マンガのチョイスは、結構渋め? 吉田戦車とか「あしたのジョー」から料理が出てくるとはおもわず、意外な選択がすごく面白かったです。
ちゃんと具材を使って味付けして、焼いたり煮たりして、というレシピがほとんどです。ズボラ飯ではない。カレーだけで一章できるんだから、カレーは凝ろうと思えばすごく凝れる料理なんだなあということを思う。
機動戦士ガンダムUC 5 [DVD]
ユニコーンガンダムが、次の座標を示した。だが、バナージはそれを黙秘したまま、尋問官へ抵抗を続けていた。バナージとユニコーンガンダムを、財団側に引き渡すことが決まる。抵抗を試みたバナージは、ブライトの協力もあり、ミネバ救出を開始する。同時に、リディもまた、ミネバを奪還しようと行動を開始していた。だが、黒いガンダムに乗ったマリーダは、再調整の結果、記憶を失い、戦闘兵器と化してバナージを攻撃して……。

バナージ、ミネバ、リディの三角関係もだいぶと山場。しかし、このあたりを見るのは二度目のはずなのに、一回目のときも思ったけれど、ミネバはリディには、この時点ではちょっと荷が重いいのではかなあと思う。
落下萌えな私は大歓喜な回です。ちゃんと受け止めたあと、二人が信頼しきった表情と言葉を交わし合うのがすごくいい。
なんというか、最初の方は姫君としての自覚はあったものの、自信なさげで空回りしていたミネバが、あちこちに振り回されて、どんどん大人になっていく感じがします。喋り方とか、はっきり断定するようになったし、権力者の喋り方はするけれど、それを武器にはしていない感じ。これってやっぱり、ブリッジで一回バナージに注意されたあれのせいなのかな。
残月 みをつくし料理帖 (ハルキ文庫)
吉原の大火、「つる家」の助っ人料理人・又次の死。辛く悲しかった時は過ぎ、澪と「つる家」の面々は新たな日々を迎えていた。そんなある日、吉原の大火の折、又次に命を助けられた摂津屋が「つる家」を訪れた。あさひ太夫と澪の関係、そして又次が今際の際に遺した言葉の真意を知りたいという。澪の幼馴染み、あさひ太夫こと野江のその後とは――(第一話「残月」)。その他、若旦那・佐平衛との再会は叶うのか? 料理屋「登龍楼」に呼び出された澪の新たなる試練とは……。雲外蒼天を胸に、料理に生きる澪と「つる家」の新たなる決意。希望溢れるシリーズ第八弾。(裏表紙より)

読むのが止まっていたシリーズですが、最終巻まで揃えたので読書再開。
「つる家」に関わる人たちも、少しずつ新しい道が見え始めた様子で、変化の巻だなあと思いました。澪とあさひ太夫の、隔てられていた距離が、周囲の人の力もあって少しずつ縮まっている中、どうやら登龍楼が大きな陰謀を持っている様子。ラスボスは登龍楼ですかね。
ご寮さんは、よかったなあ……。もしかしたらまた佐兵衛さんが何かに巻き込まれるんじゃないかとひやひやしているんですが、幸せになってくれ……。
機動戦士ガンダムUC 4 [DVD]
地球の砂漠に降下したガランシェール。バナージもまた、彼らとともにいた。船長のジンネマンやクルーたちの人柄に触れ、少しずつ様々な思いを受け取っていくバナージ。だが、ユニコーンガンダムが示す「ラプラスの箱」の座標を巡って、ダカールの街は火の海と化す。バナージは、ガーベイ一族の少女ロニと戦うことになるが、彼女もまた、父親という呪縛を持った子どもだった。一方、連邦軍に戻ったリディは、ブライト・ノアの指揮下にパイロットとして配属され……。

父の呪縛、というものが、どんどん実体を濃くして現れてくるような回だと思いました。
砂漠を歩いて、世界は広く、どうしようもない、果てしない宇宙があることで、自分が小さくてなんの力も持たない……という流れは、王道だからこそ胸にじんときます。この作品の好きなところは、バナージがもうだめだと壁にぶつかっても、大人たちがそっと新しい道があることを教えてくれるところ。
コーヒーを飲む一連のシーンが好きすぎて何回も見る。
「撃てません」の流れが、泣く。
時の石 (角川文庫 緑 500-3)
 直径7〜8センチの小石に秘む謎。色は何色にも見え、ぼくが持つと、まるで地球全体を握っているかのように重く冷たい。ところが、友人が持つと実に軽く熱いのだ。しかも、石を手にすると友人は、全ての悩みを忘れて陶酔してしまう。ぼくはひどく興味をそそられていた……。
 そんなある日、友人は、その石を握ったまま突然自殺してしまったのだ。僕は石の謎を追求しはじめたが……。
 ”ぼくらは何のために生きるのか?”若者が抱くこの永遠の命題をテーマに描く、甘くせつない青春の光と影。栗本薫の衝撃の問題SF。他に「黴」「BURN」併録。(折り返しより)

永遠の刹那を望む者が触れると、その意識をその時間軸に閉じ込めてしまう「時の石」を手に入れてしまった少年の、青春の影を浮かび上がらせるような短編「時の石」。
原因不明の黴によるパンデミック、滅んでいく世界の中、たった一人偶然に生き残っていく女性が登場する「黴」。
世界が混沌としたものに変貌し、どうやら一人取り残されてしまったらしい男が生きる「BURN」。
「BURN」はとても、「アイ・アム・レジェンド」を思い出します。ゾンビじゃないし、すごくサバイバルってわけでもないのですが、生き残った男と、偶然出会った狼(野生のもの)、サバイバーである女性とコミュニティ、というモチーフが揃っている。けれど、ここで主人公が出す答えは、なんというか、あんまり外国で見るような終わり方じゃない気がして、面白いと思いました。すごく現実的で、地に足がついているような。
機動戦士ガンダムUC 3 [DVD]
ユニコーンガンダム、そして捕虜となったバナージ奪還のため、小惑星パラオを襲撃する連邦軍。バナージとマリーダは戦い、マリーダは強化人間として、バナージはニュータイプとして覚醒を始める。マリーダを食い止めることに成功したバナージは、二人して連邦軍の保護下に置かれることになった。ユニコーンガンダムが「ラプラスの箱」の在りかのヒントとして示した、旧首相官邸ラプラスの跡地に赴いた一行だったが、フル・フロンタルが強襲し……。

マリーダさんの苦しさと優しさが分かるのと、男前ぶりが分かる回。大人たちが子どもたちに夢や希望を託して星のように消えていく回でもある。優しいギルボアさんが、すごくいい人になったダグザさんが散っていくのが、なんとも言えない寂しさと光を感じる……。
バナージの台詞をオードリーが言ってリディの心を震わせて、バナージが直接言った台詞も同じようにして……というので、ちょっと笑う。オードリーに執着してるけど、リディって実際はいろんなところでバナージに影響されてる。
挿入歌がとてもいい。
西尾維新対談集 本題
一線を走る彼らに、前置きは不要だ。
西尾維新が書いた5通の手紙と、それを受け取った創作者たちの、「本題」から始まる濃密な語らい。(帯より)

小林賢太郎、荒川弘、羽海野チカ、辻村深月、堀江敏幸という五人のクリエイターと、西尾維新が対談した内容をまとめた本です。
どれも本当に、創作とはそれぞれの形があるものなんだなあ、と思うのですが、一番響いたのは羽海野チカさんとの対談。
「持っていたら他のことが何もできなくなる人生になってしまう」というのが才能。
「どうすればうまくなれますか?」という質問は、どうすれば簡単にうまくなりますかと聞きたいわけで、それに対して、最終的には、練習を続けることというしかない。
自分が凡人であることに安心したと同時に、「人間としてちゃんとやるべきことをやっていたら、いつかチャンスが来る」という考え方をしていたので、はっとさせられました。たしかに、名人や達人とされる人は、自分すらも削り取って(やすりで削るようにして)生きているように思います。吐くとか泣くとかはまだまだ序の口ですね……。
好きか嫌いか、「もうそんな問題ではないんだ」というところに行きたいです。今はまだ、好きでもあるし嫌いでもある、という状態です。
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Author:月子
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