読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
人類が滅亡したその場所で、ひとり目覚めた「9」。偶然に出会った「2」に仲間と呼びかけられ、声を与えられるが、ビーストと呼ばれる生き物に2が連れ去られてしまう。やがて、他の仲間たちに出会った9は、2を助けようとみんなに訴えるが……。
人類が滅んだ地球で、9体の人形と、彼らを襲う機械たちの物語。この世界はどうなってしまったのか、という秘密が少しずつ分かってくる仕組みです。
滅んだ世界で、生きているのは人形や機械だけ、っていうのがまず好きです。荒廃した世界の風景がずっと寂しいのが、好きでもあり悲しくもあり……。人形たちの真実が分かると、それぞれの性格に「あーなるほどー」と思ったり、それぞれが言うことに胸が痛かったり……。寂しいけれどいつまでも見ていたくなるような世界観だったなあ。科学や機械によって奪われた世界だけれど、美しいものは残る、というのが分かる気がしました。
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