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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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楓の剣!〈3〉―かげろふ人形 (富士見ミステリー文庫)
「楓。オレら、跡つけられてるぜ」
「え……。んもう、弥比古のせいなんだからねっ!」
——江戸名物男装のじゃじゃ馬姫と顔だけが自慢の(?)南町奉行の次男坊コンビとなれば、今やゆっくり買い物もできぬ有名人。
 今日も追っかけの町娘たちをやり過ごしつつ、しっかり巾着切りの盗人を片づける。そんな二人の鮮やかな活躍ぶりを、どこかから飛んできた黄色い蝶が、しかと見届けていた……。
 その日の夕刻。神田明神下の京菓子屋・美濃屋では一大事が起こっていた。嘉一の祖母・帰蝶が熊野から突然やってきたのだ! なぜ江戸に? 物見遊山? いいえ、嘉一の花嫁探しのために!
 ターゲットは——楓!?
 一方、近頃江戸でもちきりの話題と言えば、一つは神隠し騒動、もう一つが陽炎座付きの人形使い・紫狼。紫狼の妖しい魅力に楓はときめくが——。
 痛快大江戸エンタ第三弾! 恋模様も大江戸ラブスクランブル!!(カバー折り返しより)

第三巻。久しぶりに読んだので、前の巻の内容を忘れている……。
弥比古の刀が、髭切だというところに「おっ」と思うのは、今だからですね。前は堀川国広だったというのをさらっと書いているのにアンテナが立ってしまう。あとで前の巻確認しとこう。
吉原の太夫の神隠しと人斬り、これらの事件の関係性は? となったところで、あやしのものと関わってくるところが面白い! 楓と弥比古の恋愛模様もいい感じに絡んできたりして、ここからだというのに、続きが……。
弥比古の男らしいところと優しいところがすごく好きなので、最後の「お前のね、声が聞こえたんだ」という台詞にときめきゲージがすごく上がった。自分でも訳がわからないくらい上がった。
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パロスの剣 (角川文庫)
 パロス第四王朝末期。時の君主アルディウスに一人の美しい王女があった。名はエルミニア。玲瓏にして燃える瞳。白馬を駆り剣に闌け、凛然と痩躯に男装を纒う佇いは、神話に顕れる美少年の姿だった。十八歳を迎え、結婚を父アルディウスより厳命されるが、時まさに隣国カウロスとの国交に揺れ、宮廷は叛徒の策謀に喘いでいる。運命の扉は、洗濯女フィオナとの出逢いに開く。恋か。自由への希求か。エルミニアは渦巻く野望の中、秘宝の剣を手に王国の存亡をかけ、栄光という名の、悲劇という名の闘いの途に独りひた疾る。
 現代の語部が紡ぎだす運命の物語。感動に彩られ書下しで堂々の登場。(カバー折り返しより)

剣の達人であり、常に男装する美しい王女、エルミニア。結婚の命令をはねのけた彼女は、偶然出会った洗濯女の少女フィオナに恋心を抱く。フィオナと添いたいと願うエルミニアは、剣闘大会を催し、自分に勝った者と結婚すると誓う。自分が勝てば、フィオナと結婚すると宣言することを夢に見て。
という、ヒロイックファンタジーです。女でもあり男でもあるヒロイン・エルミニアと、乳兄弟でエルミニアに思いを寄せるユリウス、心優しい野の花のような少女フィオナ、国を手に入れるためにエルミニアを罠にかける隣国の王子ファオン。この関係図だけでもうごろごろしてしまう。
最初、男勝りに「結婚しない」なんて言っているのかななんて思っていたら、本当に女性の体に男のたましいが宿った、というように書いているので、すごいなあ、なんて思いながら読んでいました。
そして、そういう状況で、乳兄弟のユリアスの不憫さが光る……笑 彼は本当にいいやつだ。
上京十年 (幻冬舎文庫)
OL時代に貯めた200万円を携えいざ東京へ。イラストレーターになる夢に近づいたり離れたり、高級レストランに思いきって出かけ初めての味にドギマギしたり、ふと老後が不安になり相談窓口に駆け込んだり。そして父から毎年届く御中元に切なくなる。東京暮らしの悲喜交々を綴るエッセイ集。「故郷は捨てたのではなく保存した」などの川柳付き。(裏表紙より)

『すーちゃん』などの漫画でおなじみ、益田ミリさんのエッセイ。この空気感、心地いい……。そして感じるひたひたとした寂しさ。おひとりさまでもいいけれど、やっぱりちょっと、一人は寂しい。
益田さんのエッセイは、普段過ごしているうちに、心の隅でちらっと思うことをすくいあげているところがすごいなあ。似たようなこと、考えたことある、なんて読みながら思いました。
Go!プリンセスプリキュア ミュージカルショー [DVD]
梅田芸術劇場メインホールにて上演された、姫プリのミュージカルショー。
演じるのは着ぐるみです。これが、遠目から見るとアニメのキャラが動いているように見えるから、すごい! ロックは目が描かれない分、本物っぽさがかなり高くって面白いなあと思いました。
ストーリー自体は、子ども向けのさらに幼い子たちのため、というもののような感触で、アニメを見るくらいの興奮はないんですが、観客を交えるところはやっぱり、実際にそこにいたら楽しいんだろうなあと思いました。
OPの磯部花凛さん、EDの北川理恵さんがゲスト。二期EDが発表直前だったのかな? コンサート映えするような曲なので、もっと聞きたかったな、と思いつつ。
台風のノルダ DVD通常版
文化祭の前日、大型の台風が直撃したとある島で、シュウイチは不思議な少女と出会う。彼女は地球を再生するためにやってきた。彼女を助けたいシュウイチは、ずっと距離を置いていた親友のケンタに助けを求めて……。

短編のアニメ映画です。
文化祭の前日、大型台風の接近、停電と学校に泊まり込み、そして、少年の元にやってくる宇宙人……といろいろな要素が全部「非日常」となって集まっている感じ。底知れないわくわく感と不安が、よくわかる。そして、それが終わった後は、ちょっと新しい自分になった気がする……青春だよなあ……!(ごろごろごろ)
細かな動きや、空とか暴風の表現が、すごく好きでした。
作家の履歴書  21人の人気作家が語るプロになるための方法 (角川文庫)
読んだのは単行本ですが、リンクは文庫版。
阿川佐和子、石田衣良、江國香織、大沢在昌、荻原浩、角田光代、北方謙三、北村薫、小池真理子、桜庭一樹、椎名誠、朱川湊人、白石一文、高野和明、辻村深月、藤田宜永、誉田哲也、道尾秀介、皆川博子、森村誠一、夢枕獏(敬称略)。21人に、志望動機、転機、自分を作家にした経験を聞き、影響を受けた作家、作品は、など短めのアンケートに答えてもらう一冊。
とってもとっても面白かった。あんまりがっつり聞くって感じじゃないところや、けど質問したいことを外していない感じがすごく読みやすくって、参考になりました。
相談の心理学: 身近な人のよき理解者・助言者となるために
カウンセリングにあたっての心得、というのか、日常生活において「相談を受ける・する」ことの基本姿勢について。何気ないやり取りの中に、どういう気持ちがあるのかを汲み取るための考え方を教えてくれるものです。
なんですが、ちょっと読みづらかったかも……。もっと実例が読みたかったなー。
螺旋時空のラビリンス (集英社オレンジ文庫)
時間遡行機“アリスの鏡”が開発された近未来。喪われた美術品を過去から盗み出す泥棒のルフは、至宝インペリアル・イースターエッグを盗み19世紀パリに逃亡した幼馴染・フォースを連れ戻すことに。だが彼女は高級娼婦“椿姫”マリーになりすまし、しかも不治の病を患っていた。頑なに帰還を拒否する彼女が秘めた真意とは!?時の迷宮に惑うタイムループミステリー!!(裏表紙より)

おおお……おおおおおお!! 面白かったー! 面白かったー! すごいー! 映画みたいだったー!
いろいろな要素が素晴らしく絶妙に組み合わさっていると思いました。崩壊後の未来と19世紀のパリ、泥棒と高級娼婦”椿姫”、タイムループと恋、などなど。ただのループものじゃなく、リアリズムというのか、泥棒らしいしたたかさというのか、しっかり地に足をつけて決着をつける、というところが最後まで本当に面白くて、感動もさせてくれて、本当にすごい物語だった!
文章も軽快で、けど足りないとか軽すぎるという感じもなく、ちゃんと語り手であるルフに合わせたものだと感じられたのもすごかったなあ。
すごくすごく面白かった!
オーブランの少女 (創元推理文庫)
美しい庭園オーブランの管理人姉妹が相次いで死んだ。姉は謎の老婆に殺され、妹は首を吊ってその後を追った。妹の遺した日記に綴られていたのは、オーブランが秘める恐るべき過去だった——楽園崩壊にまつわる驚愕の真相を描いた第七回ミステリーズ!新人賞佳作入選作ほか、異なる時代、異なる場所を舞台に生きる少女をめぐる五つの謎を収めた、全読書人を驚嘆させるデビュー短編集。(裏表紙より)

本屋さんで紹介文を読んで、「これは絶対に面白い」とアンテナがぴんと立ったので読みました。私のアンテナ、ちゃんと働いてる! めっちゃくちゃ面白かった。
とある庭園の管理人姉妹の謎の死の真相を解く、表題作「オーブランの少女」。イギリスの古い時代に医者が殺人に手を染める「仮面」。大雨の日にやってきた客はいったい何者なのかという「大雨とトマト」。女子校でのとある少女の謎と事件を描く「片想い」。極寒の地に流れ着いた首のない死体から始まる、架空帝国の物語を描く「氷の皇国」。どれも素晴らしかったですが、少女小説っぽさですごく素敵だった「片想い」と、厳しく過酷な帝国での、野心を秘めた残酷な姫君の振る舞いを主軸にした「氷の皇国」だけで、この本は素晴らしかった……と思いました。もちろん、表題作もすごく面白かった。
歴史がちゃんと下敷きになっていて、かつファンタジーもミステリーも好き! という人は楽しめるのではないかなー! いい本に出会った!
荒野
山野内荒野は十三歳。父と、家政婦の奈々子さんと、鎌倉の家に三人で暮らしている。恋愛小説家の父は、常に女性の気配をまとい、まるでかげろうのよう。中学生になった日、電車の中で助けてもらった少年に恋をする。

第一部、第二部は、少女が背伸びしつつ成長する物語だったのですが、書き下ろしの第三部が、かなり「女」の物語の気配を帯びていて、書くものが変わった感じがするなあ、と思いながら読みました。この作品は、甘酸っぱくて苦しい青春小説の部分が好きだったので、最後に感じが変わったのは、ちょっと残念だったかもしれない。けれど、それが荒野の成長を描いたものとして意図的に書いたものなら、うまい、なあ。視線の運び方、立ち居振る舞い、台詞、全部がちゃんと自立した大人になってるんだもの。
面白かった。
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Author:月子
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