読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「楓。オレら、跡つけられてるぜ」
「え……。んもう、弥比古のせいなんだからねっ!」
——江戸名物男装のじゃじゃ馬姫と顔だけが自慢の(?)南町奉行の次男坊コンビとなれば、今やゆっくり買い物もできぬ有名人。
今日も追っかけの町娘たちをやり過ごしつつ、しっかり巾着切りの盗人を片づける。そんな二人の鮮やかな活躍ぶりを、どこかから飛んできた黄色い蝶が、しかと見届けていた……。
その日の夕刻。神田明神下の京菓子屋・美濃屋では一大事が起こっていた。嘉一の祖母・帰蝶が熊野から突然やってきたのだ! なぜ江戸に? 物見遊山? いいえ、嘉一の花嫁探しのために!
ターゲットは——楓!?
一方、近頃江戸でもちきりの話題と言えば、一つは神隠し騒動、もう一つが陽炎座付きの人形使い・紫狼。紫狼の妖しい魅力に楓はときめくが——。
痛快大江戸エンタ第三弾! 恋模様も大江戸ラブスクランブル!!(カバー折り返しより)
第三巻。久しぶりに読んだので、前の巻の内容を忘れている……。
弥比古の刀が、髭切だというところに「おっ」と思うのは、今だからですね。前は堀川国広だったというのをさらっと書いているのにアンテナが立ってしまう。あとで前の巻確認しとこう。
吉原の太夫の神隠しと人斬り、これらの事件の関係性は? となったところで、あやしのものと関わってくるところが面白い! 楓と弥比古の恋愛模様もいい感じに絡んできたりして、ここからだというのに、続きが……。
弥比古の男らしいところと優しいところがすごく好きなので、最後の「お前のね、声が聞こえたんだ」という台詞にときめきゲージがすごく上がった。自分でも訳がわからないくらい上がった。
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