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だから、子どもの本は面白い
子どもと本の出合いを創る━━多メディア時代の今日、読書がもつ固有の価値と、子どもの本の魅力、手渡し手である大人の役割を考える。(帯より)

子どもに本を、ということが提唱されたその後の動きをさっとまとめた一冊。2006年の刊行なので、もう十年前ですね。近年の出版では、という話に「ファンタジーブームのゆくえ」という項がありますが、ずいぶん変わったようにも思います。少なくとも、和製ファンタジーはだいぶと大きな市場になったように感じます。
実際の本のタイトルを引いてきつつ、子どもと本の関わりの動きがまとめられていて、どちらかというと、読書ボランティアや地域文庫といった、つなぎをする役目の人から見た一冊でしょうか。今度は、文学から見た、子どもと本の本を読みたくなりました。
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