読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
時間遡行機“アリスの鏡”が開発された近未来。喪われた美術品を過去から盗み出す泥棒のルフは、至宝インペリアル・イースターエッグを盗み19世紀パリに逃亡した幼馴染・フォースを連れ戻すことに。だが彼女は高級娼婦“椿姫”マリーになりすまし、しかも不治の病を患っていた。頑なに帰還を拒否する彼女が秘めた真意とは!?時の迷宮に惑うタイムループミステリー!!(裏表紙より)
おおお……おおおおおお!! 面白かったー! 面白かったー! すごいー! 映画みたいだったー!
いろいろな要素が素晴らしく絶妙に組み合わさっていると思いました。崩壊後の未来と19世紀のパリ、泥棒と高級娼婦”椿姫”、タイムループと恋、などなど。ただのループものじゃなく、リアリズムというのか、泥棒らしいしたたかさというのか、しっかり地に足をつけて決着をつける、というところが最後まで本当に面白くて、感動もさせてくれて、本当にすごい物語だった!
文章も軽快で、けど足りないとか軽すぎるという感じもなく、ちゃんと語り手であるルフに合わせたものだと感じられたのもすごかったなあ。
すごくすごく面白かった!
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