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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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パーフェクトフレンド (メディアワークス文庫 の 1-5)
少女達が織り成す《友情》ミステリ
 周りのみんなより、ちょっとだけ頭がよい小学四年生の理桜。担任の千里子線絵師からも一目置かれている彼女は、不登校の少女「さなか」の家を訪ねるようにお願いされる。
 能天気少女のややや(注:「ややや」で名前)や、引っ込み思案の柊子とともに理桜は彼女の家に向かうが、姿を現したさなかは、早々に大学の勉学を身につけ、学校に行く価値を感じていない超・早熟天才少女であった。そんな彼女に理桜は、学校と友達がいかに大切であるかということを説くのだったが……?(裏表紙より)

担任からも頼りにされ、クラス委員長を歴任し、自分が周りよりも賢いという自覚のある少女、理桜(りざくら)。そんな彼女が、不登校のさなかを訪ねた。だが、さなかの素性を聞くうちに、彼女が自分より賢いという事実に打ちのめされた理桜は、相手より優位に立つべく「友達が必要だ」ということをまくしたてる。
達観した子どもって不自然で嫌味っぽく感じられることがあって、実はあんまり好きではないのですが、この作品の子たちは読んでて楽しかったなあ! ちゃんと前を見据えて、現実を捉えている感じの理桜と、達観しすぎるあまり友達方程式を生み出し友達というものを数字で表してしまうさなか(さなかは数学者でもある)。この二人の、噛み合っているようなそうでないような、一緒にいて心地いいようなそうでないような、みたいな関係が楽しくて。だから、終盤の展開にはえーって言ったし、どきどきしたけれど、すごく面白かったです。
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死にたがり姫事件譚 -黒猫に捧げる愛の話- (ルルル文庫)
王立学校に編入することになった公爵令嬢のユキハは、「死にたがり姫」と呼ばれる変わった少女だった。何せいつも首から短剣を下げている。今回も、編入初日に出会ったジンに対し、いきなり「私を殺してくれぬか」と迫る。だが彼女には彼女なりの事情があったのだ…ユキハは校内と身辺に起こる不可解な事件に目もくれず、ジンを追いかけ回す。しかしやがて事態は深刻なものになり…!?  ブラック・ラブコメディ・コージーミステリ登場!!(裏表紙より)

風変わりすぎる公爵令嬢ユキハは、自分を殺してくれる相手を探していた。そこで目をつけたのは、学園の問題児であ少年ジン。かくして、ユキハがジンを追いかけ回す学園生活が始まった。
学園ものというよりは、ユキハがいかにして歪んでしまったか、「殺してほしい」という言葉が含む真実、そしてアウトローであるジンの過去など、少しずついびつになってしまった少年少女たちの話かなあと思いました。お前の猫になるうんぬん言われても、甘さとかまったく感じなかったし不穏で不健全な感じしかしない……笑
華枕 (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)
異界の遊郭『華壇』で、自らの願いを叶える対価として人の抱える不安や痛みを癒す『華枕』として働くことをしいられる少女たち。
願い事を記憶を持たないまま華壇に迷いこんだ少女「タンポポ」はなしくずしで華枕として働くことになる。タンポポの世話係に選ばれた「キンモクセイ」は極めて美しい容姿と極めてひねくれた性格の持ち主で、タンポポはそんなキンモクセイと同衾することになり……。(裏表紙より)

あらすじからすると、遊郭で少女が働かされるんだ! という読み方を迫られている気がするんですが、実際は、添い寝して相手の夢の中に入り込み、原因を取り除くというお仕事をやっています。登場するのはみんな女の子ばかり。軽く百合です。
自らの願いを叶える代わりに、というわりに、そんな切羽詰まった悲壮感はなく、みんなそれぞれの仕事をしながら、共同生活を送っているという雰囲気。女子寮みたい? 部屋の領分で揉めるのかわいいなあ!
異界であっても、自分の居場所を探して、友達を作る、かわいい女の子たちの話でした。
ある小説家をめぐる一冊 (富士見L文庫)
「潮時、か」田中庸は電車の中で独りごちた。出版社で働き始めて6年目。大御所作家を怒らせ、スランプ中の若き女流作家・些々浦空野に担当替えとなったのだ。
 一度は編集者としての未来に見切りをつけようとした庸だが、空野のデビュー作に衝撃を受け、新作企画を持ちかける。しかし空野は“書いたことが現実になるため執筆できない”と言い出して……。そんなある日、庸は空野が描いた物語をなぞるように、奇妙な事件に巻き込まれる。
 若き小説家をめぐるビブリオ・ファンタジー、開幕!(裏表紙より)

面白かった! 大家族で育ち、剣道をやりながら弟妹たちの面倒を見ていた学生時代を持つ、顔がいいけれど真面目を絵に描いたような硬派な編集者、田中庸が、めんどくさくなったら食べなかったり、適当な服を着てごろごろしたり、得意なことは寝ることと豪語する作家、些々浦空野から原稿を取ろうとしながら、ご飯作ったり取材旅行行ったりお世話する話。
田中くんが、非常に面倒見のいいオカン体質の男の人で、ああもうこりゃいい人だな……と。愛が深くて熱いタイプで、実際に行動できる人って稀有だなーと思って読んでました。テント張る、って言った時、多分彼は大真面目で本気だったんだろうなあと。
そして、ダメ人間空野さん。このぐうたらな感じが、とってもリアルです。
物語は「書いたことが現実になる」という怪奇現象を交えつつ、田中と空野が編集と作家として信頼関係を結んでいくようになっています。この、田中くんの熱さがじいんとするんだよなあ……。自分以上に、自分の書いたものを大事にしてくれる人がいるって、救いになるように思いました。
下町ロケット
実験衛星打ち上げに失敗し、宇宙工学研究から手を引いて、実家である製作所を継いで社長となった佃。だが、取引停止、銀行からの融資の断り、大企業から言いがかりで特許侵害を訴えられ、会社は危機に瀕していた。だが、とある企業が進めている新型水素エンジンの特許を持っていたことによって、運命は大きく回り始める。中小企業と佃の夢をかけた物語は……。

今更ながら読みました、『下町ロケット』。困難に次ぐ困難、どうやって切り抜ける!? 大事なものはなんだ! というお話だったかなあと思いました。
すごく展開がわかりやすくて、だから勝負に勝った! という爽快感が気持ちよかった。そして、続きが読みたいなあ! と思わせる感じでした。こうなったら、佃たちがどこまで行けるのかが知りたい!
若手社員たちの「会社は社長の私物じゃない」っていうのもわかるし、夢を追いかけたい佃の気持ちも分かるなあ……。でも、夢を追いかけるって言える大人でありたいと読みながら思いました。
スター・ウォーズ/フォースの覚醒 MovieNEX(初回限定版) [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
遠い昔、はるか彼方の銀河系で……。
銀河帝国軍の残党から組織されたファースト・オーダーが台頭し、再び暗黒面が銀河を覆い始める頃。レイア率いるレジスタンスは、姿を消したルークを探し、彼の居場所を示すという地図を収集していた。レジスタンスのパイロットのひとりであるポーは、その任務の最中、ファースト・オーダーに捕らえられるも、ストームトルーパーの青年の協力を得て脱出する。「正しいことをしたい」という彼にフィンという呼び名を与えたポーだったが、脱出に使ったTIEファイターを撃墜されてしまう。フィンが目覚めたとき、ポーの姿はなかった。フィンは、惑星ジャクーで、ファースト・オーダーから逃げるための術を探そうとする。そしてそのジャクーには、ごみ漁りをして暮らす少女レイがいた。

適当なリンクが見つからなかったので、いろいろ入っているもののリンクを貼っています。
世代が移ったスター・ウォーズ、多くの謎をちりばめた新世代一作目です。
とにかく、レイが、かっこいい! かわいいしかっこいいし、可能性のかたまりって感じがすごくよかった。彼女と出会うことになる元ストームトルーパーのフィンもいい。「正しいことをしたいんだ」と、彼は暗黒面ではなく光の導きに従って、レイと協力してレジスタンスの元へ行こうとします。そしてもう一人の新世代。ファースト・オーダーにてカイロ・レンと名乗る、ダークサイドに堕ちてしまったジェダイ(騎士とまではいかない? けれどフォースが使える)、ベン。
もうこのベンがねー! フォースの導きを得るものとして、圧倒的にレイに敵わないって感じがにじみ出てるのがすごくいい……笑 ものすごいコンプレックスの塊なんだなっていうのがすごく見える。だから、ハン・ソロとはああなってしまったわけですが……。
果たしてレイはルークの娘なのか? ルークが疾走する原因になったらしい、弟子たちの裏切り? とは? 次なるジェダイ、最後の騎士になるのは? めちゃくちゃ面白かったので、続きがすごく気になります。
陽なたのアオシグレ DVD通常版
内気でどじな少年・陽向は、同じクラスのおっとりした女の子・時雨が好き。そんな時雨から鳥小屋の世話に誘われたことで、二人は距離を縮めていく。絵が得意な陽向は、その気持ちを絵に込めたり、学校でいろいろなことを頑張ったりと、毎日楽しい。けれど、ある日突然時雨が転校することになって……。

短編アニメーション。絵が得意で人と話すのが苦手でどじな少年が、初恋の女の子の元へ走っていく話です。たったそれだけなのに、とってもドラマチック! 心の中の風景がさわやかで楽しくて、がんばれーって思いながら見てました。
最後にはちょっと大人になったような陽向でしたが、最後の時雨のモノローグがいいなあ。時雨ちゃんは、ずっと陽向の本質を見ていて、その記憶が褪せないまま、彼はどんな素敵な男の子になってるんだろうって思ってるのかなあと思って。
子どもたちがとてもかわいくって、色彩がポップであったかくって、とてもきれいでした。
ロッタちゃん はじめてのおつかい [DVD]
スウェーデンの女の子ロッタは五歳。両親と兄と姉と、友達のぶたのぬいぐるみバムセと暮らしている。お隣のベルイおばさんの家にある物置の二階に住もうとしたり、クリスマスツリーを探したり、復活祭の前の日にお菓子をもらったりする。癇癪持ちで自己主張の激しいロッタちゃんのおはなし。

五歳の女の子の、聞いていて賢いなあと思うんだけれどいらっとする言動とか、子どもらしい言い方、喋り方、内容なんかがぎゅっと詰まっていて、「あー……」と半笑いになりながら見てしまいましたが、クリスマスツリーを買おうとしたロッタに、雑貨店の店主が「なんて運のいい子だ」と言った、その台詞にすべてが込められているように思います。
腹たつしこまっしゃくれた言動でいらっとすることもあるけれど、周りの大人はロッタを暖かく見守ってるんだなあという。それから、復活祭のお菓子を飾った庭。こういうところがあるから、みんなロッタのことをにくめないし、かわいいなあと思っちゃうんだろうなあと、ころっと「ロッタちゃんかわいい」と思った私でした。
イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 [DVD]
イギリスがドイツに宣戦布告した1939年、ナチスの暗号機エニグマを解読するために集められた中に、数学者アラン・チューリングがいた。エニグマを解読するためだけに、自分の暗号解読機の製作ばかりにのめり込むチューリングに、チームの仲間たちは不満を訴える。だが、チャーチルへの直訴によって新たにチームリーダーに任命されたチューリングは、チームを再編成することに。それは、「クリストファー」と名付けられた暗号解読機の開発成功へとつながるが……。

最終的に、同性愛者ということでわいせつ罪により裁かれ、ホルモン剤による化学的去勢がきっかけで自殺してしまった、アラン・チューリング。のちに恩赦されたという彼の、ある時代の物語です。暗号解読の戦争映画かと思ったら、LGBTQ問題に関わる作品でちょっとびっくりしました。そうかあ……イギリスでもこういうことが起こってたのか。知らなかった。
解読機につけられた「クリストファー」という名前は、チューリングが最初に愛した少年の名前なのですが、晩年の彼が「彼を取り上げられてしまうのはいやだ」「独りにしないでくれ」と泣くシーンは、切なかった……。チューリングは、クリストファーにそれを言う間もなく永遠に別れてしまったんだと思うと。
戦争の只中で、銃をとって戦うのではなく、とある田舎町で暗号と戦っていた人たちがいた。そのことだけを書いているので、余計に、これは戦争の断片で一部でしかないのだなあと思いました。
テラビシアにかける橋 [DVD]
とある田舎町に住む少年ジェス。貧しい家で、父は仕事で忙しくすぐ下の妹ばかりを可愛がり、母は末っ子の赤ん坊ばかりに構い、二人の姉たちからは意地悪をされ、妹のメイベルにはまとわりつかれいつも面倒をかけられる。学校では貧乏の子とからかわれ、居場所がない。ただひとつ、絵を描くのだけは得意……。そんなある日、クラスに転校してきたレスリー。両親が作家だという彼女は、賢く、偏見を持たない、自由な発想ができる女の子だった。彼女と親友になったジェスは、小川を超えた森の向こうに空想の国「テラビシア」を作り、二人で遊び始める。

児童文学が原作。空想の国で遊ぶ二人だけれど、別れの時が……と、展開は分かっているものの、やっぱり辛かった……。
レスリーの言動が、もうほんと、こんな子が側にいたら救われるよ! という感じで。閉塞感を感じて、居場所がなくて、もがいて苦しんでいるのに誰もそれを知らないという状況で、レスリーのような子が現れたら、世界が変わるだろう。少しずついろいろなことがうまく回って、けれどそんな彼女を一瞬でも邪険にしたことによって、別れてしまうことになったジェスの痛みと苦しみが、本当に見ていて辛かった。でも、ずっときつく当たられていたお父さんに抱きとめてもらえてほっとしました。
最後に橋をかけるのは、とても暗示的だなあと思いました。閉ざされた世界が開かれたのだろうし、その向こうではジェスはレスリーに会うことができるということかもしれない。とてもいい映画でした。
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Author:月子
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