読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
優秀だが融通が利かず、上層部に疎まれて地方に左遷された軍人ウリセス。
左遷先でもあらぬ噂を流されて孤立無援状態のウリセスだったが、ふとしたことから、かつて彼が命を救った兵士の娘レーアとの縁談が舞い込む。
そのまま、式の当日までお互いの顔すら知らずに結婚した二人。ウリセスの武勇伝を聞かされて育ち、ずっと彼に憧れていたレーアは健気に尽くそうとするが、緊張と不器用さから首尾よく立ち回れない。一方のウリセスも、無骨な気質が仇となり、彼女の気持ちに上手く報いることが出来ないでいた。
そんな中、個性豊かなレーアの兄弟達が、次々と二人の前に現われる。彼等がもたらす騒がしくも心温まる出来事は、軍人として厳しく己を律して生きてきたウリセスに、かつて味わったことのない癒しを与えてくれるのだった。レーアとの絆、そして家族への愛情が深まるにつれ、不遇だったはずの彼の左遷が、思いもよらぬ幸せに満たされていく——(折り返しより)
すっごくすっごくすっごく! 面白かったー! 癒される……。心がほっと和みました。
根っこから軍人気質のウリセス。脳筋かと思いきや、気の利いた言葉が言えないだけで、他人を気遣うことができる、誠実な心根の持ち主。かたや、ごく普通の、貞淑な女性であるレーアや、空回ったり控えめであったりはするものの、信じるという芯を持った強いひと。この二人が、家族になって、少しずつお互いの人生に影響しあっていく。
いやー、兄弟たちがすごくいいですね! 家族になるってこういうことなんだというか、ウリセスとレーアの器の広さをすごく感じます。家族になったんだから、と二人とも当たり前に、伴侶の家族をテリトリーに入れるところがすごい。あなたの大事なひとは、わたしにとっても大事、ということを、当然に行動できる二人がいい。胸がじんわり暖かくなります。
続き読みたいなあこれ! 子どもとかどうなるのかな!
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