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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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眠れる天使の園―サンク・ヴェリテの恋人たち (コバルト文庫)
シャロンはラウールとともに、ローランスに戻っていた。それは、ラウールの社交界復帰の噂を生み、権力の行方を囁くことになる。だが、噂を知らないシャロンは、自分に護衛がつくことを不満に思っていた。そんなとき、ラウールがかつて愛した女性の妹・コレットが、恋を叶えるためシャロンに協力を求める。真剣なその想いにシャロンは協力するが、彼女のかわりにコレットがさらわれてしまい!?(カバー折り返しより)

シリーズ3巻目。結婚式のためにローランスに戻ってきたシャロンとラウール。国王陛下に謁見し、先だっての反乱の燻りが二人を襲い……という巻です。
二人の仲がだいぶとまろやかになった感じがしました。シャロンはこうなんだ、ラウールはこうなんだ、というようにお互いがちゃんと認識した感じがします。そして高まる糖度! シャロンの賢さは読んでていて気持ちがいいです。
とっても面白かった! 前シリーズ(ブローデル国物語)は1巻目しか読めていないんですが、ちゃんと読もうっと。
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ミュージックグラフィックス
CDジャケット、ライブパンフレットなどのデザインアートワーク集。書籍デザインはいろいろ見るんですが、そういえば音楽系のデザインってちゃんと見たことがないなあと思って。
やっぱり、音楽を作る時点で全部のイメージを持っている人もいれば、おまかせでっていう人もいるんですね。デザイナーの発想力がためされる……という感じでしょうか。
坂本真綾さんの「少年アリス」、好きだったので見ることができて嬉しかった。あと吉田美和さんの「beauty and harmony2」は綺麗ですね! こういうの作ってみたい。
絵本の選び方
絵本作家さんのインタビューや、有名人が選ぶ絵本、その他名作絵本をざっとまとめたブックガイドです。120ページ程度の本なんですが、どういう絵本が長く読み継がれているのか、名作と呼ばれているのか、代表的なものなのか、をさくっと知るにはいい本かなと思います。さほど内容に触れていないので、本当にざっくり。
絵本のおやつを作ってみようというページがあって、『ちびくろ・さんぼ』のホットケーキタワー、『ぐりとぐら』のフライパンカステラ、『はらぺこあおむし』のカップケーキ、『バーバパパのジュースづくり』のフルーツジュース、『ぐるんぱのようちえん』の大きなビスケット、『ヘンゼルとグレーテル』のお菓子の家のレシピあり。フライパンカステラ作りたい!
大帝の恋文 ロマノフ大公女物語 (コバルト文庫)
18世紀、ロシア——。ピョートル大帝一家は宮廷の中心にいた。欧州の貴族には田舎者と馬鹿にされることもあるけれど、ロシア宮廷では誰もが自分たちに道を開け、頭を垂れる。大公女アンナは、ただただ幸せな毎日を謳歌していた。だがある日突然、アンナは美貌の青年貴族と婚約することになる。それが、歴史を揺るがす、大事件へと発展していくとも知らずに…!! 2013年度ロマン大賞受賞作!!(裏表紙より)

「恋文」にまつわる物語。かなり込み入った宮廷事情を、まだ年若く子どもっぽいところもある、けれど聡明な少女、大公女アンナの視点から見る。
後半かなりばたばたと畳んでいった感じはあったのですが、歴史ロマンはやっぱりいいなあ! 今この時の状況はこうだけれど、最後にはこうなる、というのが、すごくどきどきわくわくする。物語の余韻に浸りました。
アンナの恋愛事情はわりとさっぱりだし、父大帝周辺や陰謀などのどろどろ具合の方に重きを置かれているように思えたんですが、登場するアンナとリーザ姉妹の教育係、マリア・カンテミールの存在がすごくいい! アンナが成長し、マリア(理想の貴婦人像)に近づいていって、激怒した大帝を制止したシーンは、それまでマリアが担っていたであろう役割を果たしたように感じられて素晴らしくかっこよかった!
素敵な歴史ロマンだった。面白かった!
翼のない天馬―サンク・ヴェリテの恋人たち (コバルト文庫)
疎遠になっていたラウールの叔母が訪ねてくるという。難癖をつけてシャロンとラウールの結婚をジャマするためだ。そこでシャロンは、叔母に隙を見せないように礼儀作法をコンスタンスから習うことにした。だが、コンスタンスのもとへ向かう途中で、シャロンは強盗に襲われる若者を見つけてしまう。そうして彼女が事件に関わっている頃、叔母は到着し、息子がいなくなったと言い出して…!?(カバー折り返しより)

このシリーズの一巻も、その前段の出会いの話も読んでいるはずなんですが、ほとんど内容を忘れ……しかしこれ一冊でもだいたいわかる、かつ面白かったです!
成金貴族出身のシャロン、若くして隠居生活を送るリアンクール公ラウール。シャロンは破天荒な性格でちっともおしとやかではなく、近くに住む子どもたちと秘密基地を作ったりなどする。けれど、ラウールの叔母と同席したときには、その聡明さを発揮してにこにこと嫌味をかいくぐるという、とってもしたたかで素敵なヒロインです。
ラウールは、こんな甘い性格だったかなあと思ったんですが、もしかしたらシャロンにまつわる騒動に慣れてきてるのかな? もうめろめろじゃないかーと思いました。
ラウールの従弟セドリックにまつわる事件が今回の話。セドリックがぐーんと成長した姿にすかっとしました。
世界最後の魔法使いの最後の恋 (一迅社文庫アイリス)
翼猫と共に言葉を届ける「再生屋」のサラ。彼女は空から落ちてきた不思議な少女の言葉を伝えるため、伝説の魔法使いウィアードの許を訪れる。整った外見だが、冷たく人を拒絶する魔法使いは、出会った時から印象最悪! かかわりたくないと思っていたのに、彼はサラの相棒の翼猫を気に入り「お前ごと翼猫をもらい受ける」と言ってきて……。世界最後の魔法使いと、真実の恋を求める少女。二人の想いが世界の運命を揺るがす——!!(裏表紙より)

冒頭から、結構込み入った事情(仕事の話とか、世界観とか)が入ってくるので、上記紹介文から想像される話とちょっと違うような気もしつつ……。
魔法の力が失われ、たった一人の魔法使いを残すのみとなったこの世界。魔法の名残を持つ生き物、翼猫の力を行使できる〈再生屋〉のサラは、自らの仕事に疑問を抱いていたとき、その世界最後の魔法使いウィアードと関わることになった。しかも、この世界の危機だという……んですが、話自体は、サラのこれからどう生きようというような悩みに少しだけ答えを得るようなもので、孤独なウィアードとの関わりで、人との付き合い方やこれからのことを見つめ直し、考え直そうとする話です。
いやー、猫かわいい! 世界最後の(ずいぶん年寄りだけど若返りの魔法で三度目の人生を始めた)魔法使いが、動物好きっていうのはとってもかわいい! 猫とのふれあいににやにやしました。
サラの言動、特にウィアードとのやりとりは、少女らしいつんけんした素直じゃない感じもありつつ、賢い女の子のもので、好感を持ちました。気持ちいい話し方をする子だなあ!
「最後の恋を」というシーンは、ときめきゲージがぐーーーーんと上がってきゅんきゅんしました。楽しかったです!
僕は君を殺せない (集英社オレンジ文庫)
夏、クラスメートの代わりにミステリーツアーに参加し、最悪の連続猟奇殺人を目の当たりにした『おれ』。最近、周囲で葬式が相次いでいる『僕』。——一見、接点のないように見える二人の少年の独白は、思いがけない点で結びつく……!! すべての始まりは、廃遊園地にただよう、幼女の霊の噂……? 誰も想像しない驚愕のラストへ。二度読み必至、新感覚ミステリー!!(裏表紙より)

ミステリーというより、ホラー? 一人称で語る人間が二人いて、それぞれの視点で交互に語りながら、その二人がゆっくりと近付いていく。その接点は、とある殺人事件。
全体の半分に来るまでに二人がどこで交わっているのかというのはすぐに分かるので、その後どう話が落ちるのかを固唾をのんで見守りました。読み終わって、確かに「二度読み必至」(帯より)だなあ、と思いました。最後がえっと戸惑ってしまって、読み落としたかなーと最初からぱらぱらめくってしまった。
「僕」の方が、どうして『おれ』のことを知っていたのか、というのがちょっとよく分からなくて、確かに語っている部分はあるんですが、その詳細がはっきりしなくて「そんなに思ってたの?」と思ってしまった。
一人の視点からの語りなので、こう、ひたひたと迫ってくる恐怖があるんですよね……。はっきりと人殺しが誰なのかが分かるようになると、その冷静な口調が怖い! と背筋がぞくぞくしました。それで改題前のタイトルが「亡霊」なんだから、これやっぱりミステリーじゃなくてホラーだよ!
短編がほかに二本収録されていて、どちらも単独の話。「Aさん」はまごうことなくホラー。「春の遺書」はホラー(幽霊)の要素がありつつ、ミステリーに近いものがありました。
紅霞後宮物語 第三幕 (富士見L文庫)
 不世出の軍人と誉れ高い小玉が、かつての相棒で現皇帝・文林の願いで皇后となり、二年が過ぎた。
 後宮では大規模な人員整理が行われ、多くの娘達が後宮を後にすることに。小玉は文林に新たな出会いをと、娘達と目通りの場を設けるのだが……。
「右から二番目の娘、名は」
 謝月枝に目を留めた文林に、荒れる後宮。憤る取り巻き達。小玉は二人のもとに赴き皇后位の返還を表明するのだが、話はそれだけで済まないようで——?
 戦火のあがる馮王家の城から、過去と運命が動き出す!(裏表紙より)

大きい敵の気配を感じつつ、身近な人が喪われる第三巻。
このシリーズ、あらすじから想像される話より、ちょっとずれた反応を小玉がするので、楽しいなあ。皇帝の寵愛を受けることになった新しい女が! という登場に、小玉はやったー!と喜びはする(本当の恋人を作ってあげようとする)んですが、小玉の言動は、これまで読んできたどのヒロインとも違う感じがする……笑 なんか、本当に心底いいことしてるって感じがある、ような。
小玉と文林の、話し言葉の切り替えが、話し方フェチとしてはすごーく好きです。あとちゃんと小玉が皇后やってるシーン! 勇ましいし、外さない感じがすごくいいなあ。そして裏側でいろいろ考えてるところも楽しい。
ここで味方がひとりいなくなるのかあああ。p202からは半泣きで読みました。次の世代に何を残せるのか、を見定めて行こうとしている物語なのかもしれない、とも思いました。
続きが出るのが楽しみです。
子羊は金曜の食卓で (角川文庫)
幼い頃のトラウマで男性が苦手な未紘は、地味で冴えない27歳。ところが母を喪いひとりになった未紘に、突如求婚してきたのは、何故かこの国の総理大臣。更には父の結婚に反対する3人の息子までもが現れ求婚を!? 「今すぐひとりを選べないなら、抱かれながら選ぶがいい」。強引すぎる兄弟に甘い言葉を囁かれ、淫らに身体を拓かれて、未紘は女として磨かれていくけれど、心は千々に乱れて……。過激に切ないネオ・シンデレラストーリー!(裏表紙より)

それまで読んでいた本が、結構しっかりした女の子が主人公のものだったので、ここまで徹底して「受け」なヒロインだとは思わず、その真逆っぷりにおおー……と思ったりなどする、TL作品です。4Pです(でも矢印出してきてるのは合わせて四人)
血なのかなんなのか、とにかくヒロインとその母の血筋に過剰に情欲してしまう、総理大臣とその三人の息子たち。母が亡くなったことで、未紘は母に恋い焦がれていたという総理大臣伊勢知に求婚されるも、それを反対する三人の息子たちに「お前を磨いてやるから別の男を捕まえて結婚しろ」と言われてしまう。しかしその息子たちにも、父の血を受け継いだのか、未紘に欲情してしまうようになって。
いやー、すごい。どんな小説も「その設定マジか」っていうものがあると思うんですけど、現実離れしたものは突き抜けてて面白いですね。最終的に三人の誰も選ばずに一緒に暮らしてっていう一妻多夫制をとるんですけど、それもありなのかーと色々考えさせられました。
エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード (講談社タイガ)
「あなたの本当の目的というのは、もう一度人間になること?」
大学生になった春、美綾の家に迷い込んできたパピヨンが「わしは八百万の神だ」と名乗る。はじめてのひとり暮らし、再会した旧友の過去の謎、事故死した同級生の幽霊騒動、ロッカーでの盗難事件。波乱続きの新生活、美綾は「人間の感覚を勉強中」の超現実主義の神様と噛み合わない会話をしながら自立していく——!(裏表紙より)

萩原さんの新作は、不思議なことと人の心の影の部分を描く現代もの。弱々しいわけではないけれど女子校育ちで純粋で真面目な性格をしている美綾が、八百万の神を名乗るパピヨンとの同居生活をする話。
大学進学の、入学時の空気感や、居場所を探したり、人の見方が変わったりする、すくすくと育つ芽みたいな印象が柔らかくってとても心地よくって、だから人の心の影の部分が痛くて怖くて。真相の部分を読むと、美綾は強いなあ……と思いました。今回出てきた人たちが今後に関わってくることはあるのかな。
川森先生がなんだかいい感じなので、この人は結構食い込んできそうだなあ(そして大事なところで選択肢を投げそうだなあ)などと思いつつ、どうぞ次も出ますように!
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Author:月子
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