読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
新米新聞記者の英田紺のもとに届いた一通の手紙。それは旧家の蔵で見つかった呪いの箱を始末してほしい、という依頼だった。呪いの解明のため紺が訪れた、神楽坂にある箱屋敷と呼ばれる館で、うららという名の美しくも不思議な少女は、そっと囁いた――。「うちに開けぬ箱もありませんし、閉じれぬ箱も、ありませぬ」謎と秘密と、語れぬ大切な思いが詰まった箱は、今、開かれる。(裏表紙より)
国が開かれ新しい世がやってくる、時代の物語。
女性たちの物語でした。年齢も立場も、全部違う、さまざまな女が登場し、それぞれの立場を語る。一貫しているのは、「女として生きること」について問うということ。ちょっとした謎解きと、怪談めいたものと。こういう、文学っぽいようなテーマを用いたエンタメを書くのが、紅玉さんは上手いなあ!
紅玉さんらしい文章のリズムを残しつつ、ラノベっぽくないというか、ずいぶん読みやすい文章になっているように思いました。
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