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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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閉校が決まった私立萌木女学園。単位不足の生徒たちをなんとか卒業させるべく、半年間の特別補講合宿が始まった。集まったのは、コミュ障、寝坊魔、腐女子、食いしん坊……と個性豊かな“落ちこぼれ” たち。寝食を共にする寮生活の中で、彼女たちが抱えていたコンプレックスや、学業不振に陥った意外な原因が明らかになっていく。生きるのに不器用な女の子たちの成長に励まされる青春連作短編集。(裏表紙より)

閉校が決まった女子大で、わけあり問題児の学生たちが寮生活をしながら卒業を目指すことになった。しかし彼女たちにはそれぞれに「生きづらさ」を抱えていて……という、連作短編集。
LGBTQ、睡眠障害、起立性調節障害、生活リズムの乱れ、妊娠出産育児、肥満、拒食症、希死念慮、ざっと挙げるとこういう問題を抱えているんですが、しかしそれに至る理由も毒親だったり無理解だったりと、複雑に絡み合っていることがよくわかる。
最後の開校に至るエピソードは悲しくていまもどこかで起こっていることなんだろうけれど、その話を聞いた学生たちが未来へ目を向けて歩き出す爽やかさが素晴らしくて、ほっと嬉しくなって読了しました。面白かったです。
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高3になったかずらは友達として側にいてくれる藤枝への想いの変化に戸惑っていた。一方大地はあるきっかけから、かずらを女の子として意識しはじめ……。好きと友達境界線に悩む図書委員たちの青春模様。(Amazonより)

進路選択を目前にして、かずらと藤枝、大地の関係が少し変わる第3巻。
見えていなかったものが見えてしまって戸惑い、悩み、勇気を出して次へ進もうとする彼らが眩しい。そして成長している後輩たちの可愛らしいこと。西川君との話、よかったなあ。
受験勉強しているかずらたちの独特の空気感が、すごくわかる。上手く言えないけれど、学校にいるけれど一年生とも二年生とも違うことをしているという感じ。同じ生徒なんだけれど一番大人で、ふとしたときに三年生らしく学校に馴染んでいる感じというか。
方言が混じる会話といい、誰かの何気ない言動に気付きを得るところといい、とてもいい穏やかな青春ものでした。
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頼れる図書委員長・ワンちゃんの憧れは、優しい司書の牧田先生。ある日、進路のことで家族ともめたワンちゃんは、訪れた司書室で先生の意外な素顔を目撃してしまい……。高校2年生の甘酸っぱい葛藤を描く。(Amazonより)

徳島のある高校の図書委員たちのお話の第2巻。
頼れる委員長のワンちゃんの真面目な子ならではの悩みだったり、前巻より引き続き、かずらと藤枝の進路関係を含めたもだもだな話もあり。甘酸っぱいなあ!
面白かったのがワンちゃんの、牧田先生に感じた憧れとショック。未成年の彼らは成人した人間を「大人」のカテゴリーにひとくくりに入れてしまうけれど、実際は年上なだけの自分と同じ人間なんだよな。それに悩んで、気付いたワンちゃんはすごい。
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気の合う男友達の大地とかわいい後輩がつきあいだした。彼女なんて作らないって言ってたのに。地方の高校を舞台に、悩み揺れ動く図書委員たちを瑞々しく描いた第3回ダ・ヴィンチ文学賞編集長特別賞受賞作。(Amazonより)

再読。初読当時は登場人物の彼らに近い年齢だったと思うんですが、いま読むと感じ方が完全に保護者目線になっていることに気付くという。本当によくできた子たちだよな、それは等身大の悩みだな、そうして行動したり答えを出したりできるのは本当にすごいことだよと言ってあげたいな、なんてことを思ってました。
そして方言がなんともいい感じ。「あの頃の私たち」を思い出せる感じがして、よい再読でした。
2025年に読んだ本(今年発刊のみにあらず)の中で、個人的にヒットしたものを適当にあげる、一年の総まとめの記事です。

読了したのは347冊。
蔵書整理も兼ねて読んだものもあったので、昨年よりも読むことができました。よかったよかった。
現実世界の積読は減ってきましたが、その代わりに電子書籍の数がえらいことになっていることには目を逸らしつつ……。

暁佳奈『春夏秋冬代行者』シリーズ
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積んでいたものを崩したらどハマりしてしまいました。みんな幸せになって……。

yokuu『永年雇用は可能でしょうか ~無愛想無口な魔法使いと始める再就職ライフ~』
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何気なく読んでみたら胸がぎゅんっとしました。そして働きぶりが気持ちいい。

高野雀『しょうもないのうりょく』全3巻
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限りなく現実に近い、異能力がある現代社会の話。地味な能力が面白くて好き。

西つるみ『おつぼみさま 大人の小さなときめき物語』全3巻
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「普通の人たち」のなんの変哲もない日常の中にあるときめきが、ああわかるーとなる作品でした。
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美人で魔法の才能がある妹と違い、平凡で無能なエルマ。家族に虐げられていたある日、顔を布で隠している男に出会う。彼はその美貌で相手の正気を奪ってしまう、“魔性”と恐れられている騎士だった。魔性が効かないエルマに興味を抱いた男は、彼女の不遇を知ると、強引に家から連れ出すことに⁉ 徐々に彼の優しさに惹かれていき、封じられていた記憶を取り戻していくエルマ。どうやら彼女の家族には、ある秘密があった――⁉「小説家になろう」発、大人気・超王道シンデレララブストーリー!(Amazonより)

王道シンデレラストーリー。魔法要素あり。
母親の死因だからと父と妹に虐げられているエルマ。妹のわがままを叶えなければ帰宅を許されず彷徨っていたところ、魔性の力を持つ騎士に助けられる。その出会いが隠された過去と真実に繋がっていって、最後にはハッピーエンド。
エルマが割と早い段階でお嬢様扱いに慣れてしまったのは、もうちょっとすれ違ってもよかったんじゃないかな、と思いつつ、あるべきところに戻りつつ、望む幸せを手にいれる結末まで楽しく読みました。
弱々しかったヒロインがヒーローがたじたじになるくらいに強く気持ちをぶつけるシーンが好きなんですよねえ。賢さと強さが感じられて。
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豊かな国風文化を育んだ平安時代、その担い手だった宮廷の人びとはいったいどんな生活をしていたのか。本書は、『源氏物語』や『枕草子』などの文学作品をはじめ、さまざまな古記録を博捜し、当時の行事や日常を復元する。後宮の制度や宮仕えの動機から、住宅事情、食事と食べ物の種類、結婚と風習、懐妊と出産、美意識やその表現、美人の条件や教養、はては娯楽、疾病、医療、葬送、信仰などにいたるまで明らかにした、平安時代の女性生活百科の名著。国文学専攻の教師や学生はもとより、広く古典文学愛好家必携の書。通読するだけでも、当時の生活が澎湃として眼前に立ち現れる。解説 高田祐彦(裏表紙より)

『源氏物語』や『枕草子』など平安文学から引用しつつ、当時の生活を含めて解説する。1964年4月初版のものの1990年11月第36版を定本にして、1952年7月刊行を参照して、とかなり長く読み継がれてきただけに、非常に詳しくて興味深く、面白かった。
暮らしについては他に色々と読んでいたんですが、自然に対する感覚がいまよりもずっと深かっただろうということがすごく伝わってきた。四季の風景だったり、暗闇と灯火のコントラストだったり。
あとは病気について。衛生面がいまいちなのは想像がつくんですが、まさか虫歯が痛むのが物憂げでいい……とは、なかなか……。
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索条痕のない窒息死体が連続で見つかった。この殺人事件に、あの男は関与しているのか。雑誌記者が、あとを追う。特殊能力を持つ者たちが覇権を争う「途鎖国」でやがて犯罪者の王として君臨する神山が、闇に目覚める瞬間を描く(表題作)。傑作ダーク・ファンタジー『夜の底は柔らかな幻』へと続く鮮烈な作品集。解説・白井弓子(裏表紙より)

『夜の底は柔らかな幻』スピンオフの短編集。
国境を超えて医療活動を行う医師たちが遭遇した「在色者」の話『砂の夜』
医学生たちの間で出回る薬と、ある不思議な学生との関わりを描く『夜のふたつの貌』
強い力を持つ在色者のある試験と過去、そして未来へ至る始まりの話『夜間飛行』
未来で起こる事件の前日譚『終りなき夜に生れつく』
夜の底〜はだいぶ前に読んだはずなんですがよく覚えておらず、こういう内容のまとめになってしまうという。しかしこの一冊のみでも、不可思議な国と能力者が存在する世界の話か、と面白く読めました。
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現代日本から剣と魔法の異世界へと召喚された向田剛志。どんな大冒険が待っているのかと思えば、実はムコーダは「勇者召喚」に巻き込まれただけの一般人だった! そんなムコーダの初期ステータスは正規の勇者(3人もいる!)に比べてかなりしょぼい……。さらにムコーダたちを召喚した王国がうさん臭く、「あ、これ勇者を利用しようとするやつだ」と察して一人城を出るムコーダ。この異世界でムコーダが唯一頼りにできるのは固有スキル『ネットスーパー』――現代の商品を異世界に取り寄せられるというものだけ。戦闘には向かないが、うまく使えば生活には困らないかも? と軽く考えていたムコーダだったが――? 実はこのスキルで取り寄せた現代の「食品」を食べるととんでもない効果を発揮してしまうことが発覚! さらに、異世界の食べ物に釣られてとんでもない連中が集まってきて……!?
「小説家になろう」年間1位のとんでも異世界冒険譚、ついに登場!(Amazonより)

異世界召喚に巻き込まれた社会人のムコーダ。召喚先の王族や国内情勢にきな臭いものを感じ、学生の勇者たちにも馬鹿にされたこともあって、さっさと見切りをつけて一人で生きていくことにした。しかし嘲笑された「ネットスーパー」なるスキルは、現代でよく利用していたあのネットスーパーの商品を購入できるとんでもないもの。かくして快適すぎる異世界生活が始まった。
召喚先のファンタジー世界の描写が限りなく省かれているんですが、それをムコーダが「よく読んでいたネット小説(つまりなろう小説)の世界だ」で説明してしまう力技がすごい。読者は「こんな感じか?」でだいたい共通するものが想像できるもんなあ。
最初こそ抵抗がありそうだったのに普通に魔物食を美味しくいただいているのは、現代日本人の食のこだわりの積み重ね(調味料)による勝利ということでしょうか。
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 大河の水面に煌めく蒼の宮城。その後宮で皇太弟・文青の密偵を務める宮女・水鏡は、姉の死の真相を追っている。
 ある日、皇帝が寵愛する貴妃の懐妊の噂が舞い込む。だが対立する皇太后はその妊娠を認めなかった。さらに「懐胎は偽りなり」という扇動で宮中は大きく揺らいでいく。
 王家にうごめく闇に迫る中、互いの距離を近づけていく文青と水鏡。しかし全ての黒幕の目論見が明らかになった時、二人は再び分かたれて――。
 水に浮かぶ後宮の美しきミステリー第二弾。(Amazonより)

後宮の人々のために舟を出す司舟司の水鏡。後宮入りした姉の死の真相を突き止めるべく自らも宮女になった水鏡は、一連の事件の黒幕に迫りつつある。その結末を描く第2巻。
いわゆるダウナー系で、根回しが上手く、大事なことを黙って動くことも多い水鏡と、幼馴染で思い合っている文青。この二人の恋模様にも暗雲が立ち込めて、ぎえーっとなりました。こういうところがあるから中華後宮ものは怖いんだよ……。
最終的にちゃんと落ち着くべきところに落ち着いてくれてほっとしました。ラストに向けて怒涛の推理と大捕物、面白かった。
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Author:月子
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