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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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それはディスボードの世界が始まる6000年前、エルフ、ドワーフ、フリューゲルなどの種族が争う時代。その戦いによって大勢の人類が巻き込まれ、隠れ住むことを余儀なくされていた。人類種のリーダーであるリクは、ある日エクスマキナの少女・シュヴィと出会う。人間の心を解析することを求めるシュヴィとの出会いこそ、世界を変えることになるのだが……。

ゲームの勝敗ですべてが決まる世界、の、始まりの物語。本編は見ていましたが、まさかこういう神話に絡む話があるとは……。人に近くありたい者と、それを受け入れた人のあがき、とても良いですね。いやでも切ないよ!
けれど二人の出会いのきっかけになったチェスが、最後の瞬間にリクの心にあったからこそテトが現れたんだと思うと、愛の力だなあ……と思うんですよね。神様に祈るとき、リクの心にはシュヴィがいたんだな……。
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「King Gnu Live at TOKYO DOME」
2022年11月19日から20日の2日間に渡って開催された東京ドームでのライブ公演。

天才の所業(感想)。いやもうどうしてこんな曲を思いつくのかなあ! 歌えるのかなあ! という感じです。どれもドラマティックですごいんだよなあ。
だいたいどこかで聞いている曲が多いので馴染みがあるせいか、ライブの演出がより面白かった。ちょっと不気味な感じ、好きですね。
「ONE PIECE」(実写)
海賊王ゴールドロジャー。その処刑の際に言い残した「ひとつなぎの大秘宝/ワンピース」をめぐり、世界は大海賊時代に突入した。モンキー・D・ルフィもまた海賊王となるべく村を旅立った。かくして麦わらの一味の冒険が始まる。

原作を敬愛する人たちが一生懸命作りました! という気概が感じられる実写ドラマ。声優さんたちもアニメと同じ方々なので、それだけでこの実写に色々な人が期待をかけていることがわかるというもの。
外国人顔のルフィたちに最初はちょっと戸惑ったものの、吹き替えのおかげで安心して見ることができました。ルフィは本当に、表情がいい。表情の豊かさが完全にルフィだった。他の面々もばっちりだった。
個人的に、エピソードの主役に合わせて変化する冒頭のロゴがかっこいいのでグッズにしてほしい。ラバストとかキーホルダーにしたらそれぞれに推しがいるファンに需要があると思うんですけどどうですか。
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両親の再婚でできた血の繋がらない弟・透と仲が悪い湊。友人のバイトを手伝うため、渋谷で女子高生の格好をしていたところ、なんとその透と遭遇。とっさに別人だと誤魔化したものの、何故か透に好意を向けられ始める。これを機に女の癖の悪い弟を改心させようとするも、何故か本気になられてしまって……。

同い年の血の繋がらない弟が姉への想いをこじらせ、姉は姉で嘘を重ねたせいで何故か弟と付き合うことになり、とややこしいアンドややこしいが重なる話。
いやでもなんかもうちょっとこうさあ……! 冒頭から透は湊のことが好きだとはわかるんですけれど、さすがにここまでこじらせる前にもうちょっと頑張ったらよかったんじゃないのか。「野口みな」に対してやったことを湊の前でやって、告白したらそれで終わった話のような気がするんだけど!
なんてこともありながら、ただのイケメンとのどたばたラブコメにならないのは、ちょっとピリッとした展開や発言があるからかな。普通に「気持ち悪い」って言うんだ!? ヒロイン全肯定じゃないんだ!? しかしその後のホテルでの色々は普通に怖いんで心臓に悪かったわ……。
軽く見えて思ったよりそうでもなかった(それでも軽いけれど)という恋愛作品だったと思います。
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不眠症に苦しむ史織は、卒業制作のためにホラー映画を撮るという元彼の啓太と付き合っている友人の真帆の撮影に無理やり同行した。幽霊団地と有名なそこでは、しかし大勢の住民が暮らしており、撮影は迷惑だと嫌がられてしまう。だが団地では奇妙な現象が発生し……。

廃墟と噂の団地だが、大勢の住民が暮らしているという奇妙な場所に入り込んだ三人の大学生。ここで面白いのは主人公がまともじゃないこと。常に精神状態が不安定なので、超常現象や恐怖体験が発生すると、さらに怖くなる。登場人物から距離を取らないと不安になる作品だと思います。
「ミッドサマー」に影響を受けたんじゃないかなあと思われる色彩の統一や、人々の服装、奇妙なダンスや食事が、見ていて本当に薄気味悪くて、ホラー映画の画として良い。話としてはめちゃくちゃなのも、見ているこちらを不安にさせます。
結局これは入り込んで関わってしまった時点でアウトだったんだろうなあ。色々食べちゃったし、仲間入りさせられてしまったんだろうな。
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高峻は寿雪を救い出すため、もっとも険しい道を選び、進んでいく。この秋、宮中は慶事に沸いた。同じ頃、先の騒動の影響で夜明宮は、ひっそりと静まり返っていた……。烏妃はひとりで在るもの。先代、烏妃の戒めが、寿雪の胸を刺す。だが寿雪は、抱えたものを守り通すため、突きつけられた烏妃としての切ない運命に対峙することを決めて——。激動の第五弾!(裏表紙より)

烏妃とは何かが判明し、寿雪が解放される方法もわかりつつある中、高峻は少しずつ寿雪を自由にする準備を始めていた。ひとりでいなければならないという烏妃だけれど、すでに寿雪には多くの大切なもの、守りたいもの、守ってくれるものがある。
第1巻の仄暗さ、冷たさ、寂しさが、5巻にもなるとだいぶ変わっていて、物語の色合いも薄明るくなっている印象。その分、神々を巡る物語はだいぶ血生臭くて重い。まさか最後に烏妃のゾンビに襲われるとは……。それを助けてくれたのが麗娘だっただけに、寿雪の慟哭が本当に胸にくる……。
そろそろ最後の戦いと、寿雪の行先を決めるターンかな。どうか幸せになれる選択をしてほしい。
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皇帝をもてなす使命を無事攻略したセシリア(求婚されたけど)。今度こそ悪役令嬢から解放されセシリアとして生きる。そう決意した矢先、新ヒロインが現れた! しかもカイゼルルートをご所望のよう。邪魔してはいけないと思うも胸は苦しくなり……て、この乙女、他の攻略者達にも手を出し始め!? 乙女の暴走で三度目の処刑危機!? セシリアの結末は?(裏表紙より)

処刑エンドまっしぐらな悪役令嬢に転生したものの、回避し続けていたら逆ハー状態になってしまったセシリア。ゲームは終わったはずなのに何故か新しい主人公、それも転生者がやってきて。
セシリアが完全愛されている状態で、マリーの暴挙に「待った!」をかける話。
マリーの頭が悪すぎて、読んでいて頭痛が……。ヒロインだからって傍若無人が許されるわけないだろうに。前世が完全にダメ人間だったことが明らかできつい。
今巻にて完結。巻末にその後の話あり。まさに完結、な3巻でした。
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勉強が楽しいはずない。特に子供が勉強しないのは「勉強は楽しい」という大人の偽善を見透かしているからである。まず教育者は誤魔化さずこれを認識すべきだ。でなければ子供が教師の演技を馬鹿馬鹿しく思い両者の信頼関係が損なわれる。僕は子供の頃あまりに美化された「勉強」に人生の大事な時間を捧げる必要があるか疑った。が、現在(正確には21歳から)は人は基本的に勉強すべきだと考える。そう至ったのは何故か? 人に勝つため、社会的な成功者になるためではない。ただ一点「個人的な願望」からそう考える理由を、本書で開陳する。(Amazonより)

どうして勉強しなくちゃいけないの? 勉強する意味があるの? にできるだけ答えを出してみようという内容。すごくまっとうなことを言っているので、逆に反論してくる人が現れそうだと思いながら読んでいました。
結論として、勉強は楽しくない。何ができるのか、ということを考えるために勉強するのが楽しいことである。というところでしょうか。
子どもの頃はそういうことは全然わかっていなくて、ただ詰め込み教育を受けて疲れていただけでしたが、学びたいことを学べる大学は楽しかったなあなんてことを思い出していました。外国人の俳優やアイドルのために言語を習得する人も「推しが何を言っているのかわかる!」と思うから積極的に勉強できるんだろうなあ。
森さんの子育ての話がちらっと出ていましたが、ものすごく極端な感じでびっくりした。もっと詳しく聞いてみたい。
「マチルダ ザ・ミュージカル」
子どもを望まない母と男の子を望む父のもとに生まれた少女マチルダ。親の自覚のない両親のもとで生まれ育ったマチルダの楽しみはフェルプスの移動図書館の本と、即興で考えた物語をフェルプスに話して聞かせること。だが学校に行っていないことが問題になり、両親が罰金を嫌がったため、ようやく学校に通えるようになるが、そこは校長と上級生に支配された監獄のようなところで……。

原作未読。『マチルダは小さな大天才』が原作。教育を奪われながらも読書好きで、想像力豊かな賢い少女が、監獄のような学校に囚われたあらゆるものを解放し、悪者をこらしめる、子どものための楽しいお話。
こういう荒唐無稽なハッピーエンドはロアルド・ダールらしくてすごく楽しい。ミュージカルとの相性もばっちりで、いろいろな人が入れ替わり立ち代わりしながら歌ったり、大勢で踊ったりしているシーンはとても綺麗で賑やかで楽しくて大好き。
しかしまさか念動力が発現するとは……。子どもが「もし私にその力があったら」と想像する代表的なものが備わるなんて、読者をきちんと想定した設定だなあと感心しました。
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人ならざるものを目にしてきた天涯孤独の夏目は、心優しい藤原夫妻と、妖怪のニャンコ先生、同じ妖を見たり身近にする人たちと少しずつ絆を深めている。そこにはかつて物別れに終わった人々との交流もありながら、新しい出会いもあって……。

第1話から泣かせにくるやつ!!! 無力な子どもだった夏目が剥き出して、それを一生懸命に守ろうとする田沼と多軌に泣かされる……。二人とも優しくしようとかいうんじゃなくて、友達だから、困っているから手を貸そうとしてくれているだけなんだよ、それが夏目にとってどれだけ価値のあるものか、と見ている側は大号泣でした。
そんな友達エピソード、柴田の話や、西村と北本の話もあるのが第6シーズン。普通の高校生が、普通じゃない夏目とちょっと普通じゃない田沼を振り回すところにほっこりしました。西村と北本もなあ……不思議なところのある夏目を「そういうやつ」と受け入れて付き合っているところが、なんともいいよなあ……。
さて、これで新シーズンが始まっても大丈夫になったぞ! 新作楽しみに待っていよう。
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Author:月子
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