読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
この世ならざるものが見える臨床心理士の森田奏は、ある日兄から彼女の様子を見てほしいと頼まれる。兄たちは有名な心霊スポット犬鳴トンネルで肝試しをしていて、帰ってきてから様子がおかしくなったという。やがて次々におかしな出来事が起き始め、自らのルーツに疑問を覚えた奏は「犬鳴村」に向かう。
なんでみんなすぐ心霊スポットに行ってしまうん? 面白半分に見に行って戻ってきて事件を起こさないでほしい……。
そんな感じで、見えてしまう主人公が、彼女が不審死した後に失踪した兄と弟を探すうち、何故見えてしまうのかというルーツと、伝説の残る犬鳴村にたどり着くというホラー。いわゆる因習村の要素がある話でしょうか。
わらべうたは、ホラーの小道具として怖くていいよね……と思ってしまうくらい、かなり不安を煽ってきます。こうしてひたひたと怖い要素が迫ってくる感じなので、がっつり何かされたり抵抗したりという展開は少なめ。オチを含めて最後まで、見えないものがすごく後ろにいる、という作品でした。
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