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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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「汝の名は『秋』、夏に続く者」――
 かつて、神々たる四季は人間の一部に自らの力を与えた。春夏秋冬の季節を顕現する者は“四季の代行者”と呼ばれ、権能を得た者達は、人の身でありながら季節そのもの、つまり現人神となった。
 時は移り変わり黎明二十一年仲春。
 大和国の秋の代行者、祝月撫子は春を満喫していた。傍らに控えるのは護衛犬の花桐、侍女頭の真葛美夜日、若き側近の白萩今宵。そして撫子の初恋の人であり、代行者護衛官でもある阿左美竜胆の姿があった。彼らの和やかな日々は、ある外交問題によって突如霧散していく。
 彼の国の名は橋国。海を挟み、大和から遠く離れた場所にある異郷の地。
 陰謀蠢く橋国からの要求は、秋陣営をかつてない窮地へと追い込んでいく……。(カバーより)

海外の四季の代行者が登場する秋主従のお話。
ほーらー! やっぱり撫子が辛い目に遭うんじゃーん!!! と絶叫した上巻終わり。
権能が強いだけの優しい神様を襲いくる試練の辛いこと。この辛さは撫子のものであると同時に竜胆のものでもあるから余計に辛い。初登場時あまりよろしくない護衛だったもんなあ……。だからこそめちゃくちゃ撫子を大事にして必死でぼろぼろになるまで頑張っているんだけれど……頼むから報われてほしい……。
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「彼の者の名を『花矢』と言う」
 季節は、如何にして齎されるのか?
 その問いに人の子らはこう答える。
「四季の代行者」が神々より賜りし権能で春夏秋冬を大地に巡らせるからだと。
 では朝と夜は? 同じく人は告げる。
「巫の射手」が空に矢を放ち、その矢が朝と夜の天蓋を切り裂くのだと。
 黎明二十年、島国『大和』の北端に位置する大地エニシに一人の少女がいた。
 姓に神職を冠す巫覡の一族の末裔、代行者と同じく神の御業を担う者。大和に朝を齎す「暁の射手」その人だ。
 少女花矢は今日も民に紛れ学舎に通う。
 傍に美貌の青年を従える彼女が、大和にただ一人の『朝』だとは誰も知らない。
 花矢と弓弦。少女神と青年従者の物語は、いま此処から始まる。(カバーより)

朝を司る暁の射手の少女と従者の青年の物語。
まるで世界に二人きりのように、分かち難く在る少女神と人の子の、若さゆえのすれ違いと、どうしようもない展開が辛い。まさか前巻の黄昏の射手での話がこんな形で出てくるとは思わないでしょうが! どうしようもない献身に泣いちゃったよ……。
しかし撫子が万能すぎて、怖い。何かとてつもないことに巻き込まれてしまいそうな気がして……どうかこの先傷付くことがないように願う。
当たり前のように朝と夜がやってくる、それは本当なら決して当たり前ではないし、当たり前なら奇跡のようなことなのだと思ったお話だった。
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「暗狼事件を解決しにきました」
 瑠璃と、あやめ。二人の夏の代行者は、荒唐無稽な「天罰説」に端を発した現人神への非難の声を払拭し、自分たちに処された婚約破棄という決定を覆すべく、黄昏の射手・巫覡輝矢との接触を果たす。だが、「暗狼事件」を巡る闇は、想像以上に深く――
 現体制を維持しようとする保守勢力【老獪亀】。対して、四季の里の革新と改革を訴える【一匹兎角】。様々な思惑が蠢く中、この動乱に巻き込まれた者たちが一つの場所に集結していく。
 葉桜瑠璃の婚約者、君影雷鳥。
 葉桜あやめの婚約者、老鶯連理。
 そして、季節の代行者たち。
 再会は叶うのか? 竜宮岳での死闘の先、夏姉妹の恋の行方は……?(カバーより)

歪みに歪んだ、けれど確かな愛情を持って行動する者たちの「夏の舞」。非常にいきいきと賑やかで騒がしい第二巻だったな! もうみんな拗らせすぎだよ!!
雷鳥さんがこんな人だとは思わず、予想外の激重溺愛の暴走っぷりが、すき……となってしまった。また連理くんが意外と手綱を握っているっぽいのがな! 瑠璃にもそうだし、好きな人にはとことん弱い人なのか……狂犬なのにかわいいな……。
連理くんも頑張った! ちゃんと幸せになれそうで安心した。
現人神界隈の最年長者(多分最年長だよな)、輝矢様がとてもちゃんとした「大人」でよかった。次の世代のために、と力を尽くしてくれる人なんだなあ、とじんわりした。
そして凍蝶とさくらも、ちょーっとだけ進展したようで安心した。二人とも従者であるうちはどうにもならないんだろうけれど、誰のものにもならないけれど心はあなたのものって、いいよね……。
双子ものらしい結末もとてもよかった。双子結婚式エンドは最高である。
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「汝の名は『夏』、春に続く者」――
 かつて、神々たる四季は、人間の一部にその力を与えた。春、夏、秋、冬。それぞれの季節を顕現する者は“四季の代行者”と呼ばれ、権能を得た彼彼女らは、人の身でありながら季節そのもの、つまり、現人神となった。
 時に黎明二十年、大海原に浮かぶ島国『大和』は激震に見舞われる。春の少女神、花葉雛菊の十年ぶりの帰還。過激派【華歳】による夏、秋への襲撃。そして、過去に類を見ない春夏秋冬の共同戦線。
 数多の困難を経て、勝利を収めた四季陣営だったが、ここで一つの問題が起きる。夏の代行者、葉桜姉妹が史上初の「双子神」となってしまったのだ。これは吉兆か、あるいは、凶兆か。季節は夏。いま再び、代行者たちの物語が幕を上げる。(カバーより)

前巻「春の舞」にて衝撃的な展開になっていた夏の代行者、葉桜姉妹の話。複雑すぎる姉妹関係に、まさかの結婚話。ちらちらと設定があった朝と夜の代行者のうち、夜を司る黄昏の射手が登場。
現人神と守護者、人間の在り方が非常に密で、お互いに「私にはあなただけ」になっているのがいいなあと思いながら読む。たとえそれが痛くて重くて苦しいものでも、間違いなく愛で、献身なんだよなあ……と。神様ものの美味しさよ。
しかし連理くん……くん付けしちゃうけど、なんという……。幸せになってほしい。心の底から二人で幸せになってほしい。
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「独りにしないで。お願い帰ってきて」
 世界には冬しか季節がなく、冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たす者は“四季の代行者”と呼ばれた――。
『春』の少女神雛菊には生涯の忠誠を誓う剣士が居た。名を「さくら」。職位は代行者護衛官。愛する主を拐かした者へ、悲劇を傍観していた者へ、自分達を傷つけた全ての者に復讐すべく刀を抜く。主を守って死ぬと決めた。だからもう迷わない。師と仰いだ男への恋慕は捨てた。これより先は、覚悟ある者だけが進める戦場なり。いざや、春の舞を踊ろうぞ。
 暁佳奈が贈る、春を世に顕現する役割を持つ少女神の物語。堂々完結。(カバーより)

拍手! 少女と春と神様の物語、素晴らしかった。
傷付いて壊れて、それでも立ち上がらなければならない痛みと苦しみとこの世界の残酷さに、それでも、と戦う雛菊やさくらが眩しい。そんな彼女たちを見つめる狼星と凍蝶な……。それぞれの大きすぎる感情に悶えてしまう。
愛しているけれど大嫌い、嫌いだけれど大好きという夏の双子も好きですが、秋主従の可愛らしさはなんなんだ。これ、後々竜胆が撫子の本気に陥落させられる流れじゃないか。美味しすぎる。
本当に良い物語だった。続く季節の物語も本当に楽しみだ。
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「春は――無事、此処に、います」
 世界には冬しか季節がなく、冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たす者は“四季の代行者”と呼ばれた――。
 いま一人の少女神が胸に使命感を抱き、立ち上がろうとしている。四季の神より賜った季節は『春』。母より授かりし名は「雛菊」。十年前消えたこの国の春だ。雛菊は苦難を乗り越え現人神として復帰した。我が身を拐かし長きに亘り屈辱を与えた者達と戦うべく従者の少女と共に歩き出す。彼女の心の奥底には、神話の如く、冬への恋慕が存在していた。
 暁佳奈が贈る、季節を世に顕現する役割を持つ現人神達の物語。此処に開幕。(カバーより)

四季を巡らせる力を宿し、しかるべきときに各地を巡って季節をもたらす「四季の代行者」。それぞれに権能を有する存在はそれを持たない人々に利用され、ときに狙われている。今代春の代行者である雛菊もまたその被害者だった。
過去に起こった誘拐事件と、被害者である春の代行者たちを巡る、春の物語。
すごいなあすごいなあ! この世界観がすごい。この登場人物の関係性がすごい。がっしり胸を掴まれて、ぐんぐん引き込まれてしまった。
世界でたったふたりぼっちになってしまったような少女たちがどこへ行くのか、楽しみに読みます。
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帝都で、皇子たちが《悪しきもの》の災厄により次々に落命したという。末の皇子、志貴を除いて……。しかも終也の友人・恭司は、事件への関与を疑われ逃亡しているといい——!? その報せを受けた真緒と終也は、恭司が逃れた可能性の高い禁足地・天涯島へと急ぐ。そこで待っていたのは、国の存亡にも通じる哀しい真実と夫婦の絆を試すかのような厳しい現実で……。
和風花嫁物語、緊迫のクライマックス!(裏表紙より)

成長が楽しみって言ったけどもさあ! なラストを迎えた第四巻。いやもう、守るべきものができたヒロインの強さよ……。
何故帝が神有を厭うのか? という謎の真相がきつい。人の世界の醜悪さと、誰かを思う清らかさと、もつれにもつれた関係。どうしてこうなってしまったんだろうと途方に暮れてしまう。それが結局子どもたちというか次の世代に及んでしまうのがなんとも。
健やかな強さを見せるようになった真緒が何を成し遂げるのか、次巻が楽しみです。
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真緒は終也と共に、二上の領地《白牢》を訪れる。二番様を有す二上家の当主から十織へ、病床の妻のために死装束を織ってほしいと依頼があったのだ。妻を想っての依頼だが、当の本人はこれを頑なに拒否している様子……。真緒は夫婦が互いに納得できる方法を、懸命に探っていく。他方、白牢には《悪しきもの》による傷を癒すため逗留している先客がいて——!?
「どんな未来でも、真緒は僕の隣にいます」(裏表紙より)

二人にとって夫婦とは? を考える第三巻。
真緒がこの世のことも人のことも神様たちのこともよく知らないので、開かれた世界を真っ直ぐに見つめて自分なりに受け止め、考え、自分のものにしていくところがとても清らかで眩しい。
神有の人たちも、神に近いからその性質が強く出て怖いところを見せながら、愛した存在に対して不器用ながら情を尽くすところが、悲しくも愛おしい。
それだけに、人と人の関わりのどろどろしたところが多い世界だ……というのがわかってきて、なんというか、人の世界だなあ! と。
真緒がだいぶしっかりしてきて「真緒さん」という感じになってきたので、彼女の成長も楽しみです。
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《神迎》のため帝都に向かう終也と共に、真緒は初めての遠出をすることになった。帝都行の鉄道の中、真緒はひどく懐かしいような不思議な夢を見て——!?「お前の目は特別だから、きっと冬の天の川も見えるだろう」「ともに還ろう、——」隻眼の青年との出会いから明かされる真緒、出生の真実とは……! それでも旦那様の隣に……和風花嫁ファンタジー、待望の第二巻。
帝都で、仲睦まじい二人を引き離す出来事が……!?(裏表紙より)

先祖返りに愛された機織りの和風マリッジロマンスファンタジー第2巻。
神の気質が強く出ている終也が、それを大いに発揮して真緒を自分のものにしたという、とても神様らしい事実が判明した1巻でしたが、第2巻では切られた縁が誰のものであったかがわかるお話。
真緒のルーツもわかりますが、なんというか、なるべくしてなったというか、たとえ縁を切って新たな縁を結んだのだとしてもそうあるべき結婚だったのかもしれない、なんてことをふんわりと感じさせるなあと思いました。変わりゆく時代の中心に二人がいるのか、それともひっそりと影のようにそれを見守るのか、これからどういう選択をしていくんだろう。
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幽閉され、一途に機織をして生きてきた少女がある時、縁を結び縁を切る神=十番様を所有する神在の一族、十織家の当主・終也に見初められ、真緒の名をもらい、運命は動き出す。「迎えに来ました——僕と結婚してくださいますか?」虐げられ続けた日々から救い出された真緒は、十織家でも機織りの才を生かし過ごすうちに、終也の背負ったある秘密を知ることになり……?
街一番の機織り上手を、領主の花嫁とする——(裏表紙より)

神々とその血を引く者たちがいまなお生きる、過渡期の和風世界を舞台にしたファンタジー。「街一番の機織り上手を花嫁とする」のがとてもシンデレラ。
機織りの腕だけを求められて叔母や祖父母から幽閉され、外を知らない真緒なので、はっきりとした年齢もわからず、言動もとても幼い。けれど聡明で、自分の考えを率直に口に出すこともできる性格のおかげで、物語はさくさくと進む。普通ならものすごく重くなりそうな終也の正体も、真緒だからこうなったんだろうなあと思わせるものでよかったな。
そして真緒に美しいものだけを見せたいと考え行動する終也の、彼の本質が垣間見えるところにぞくぞくしました。なんだかんだ言ってもやっぱり先祖返りだし神様の一部なんだな……とその恐ろしさにぞくぞくにやにやしてしまった。
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Author:月子
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