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「暗狼事件を解決しにきました」
瑠璃と、あやめ。二人の夏の代行者は、荒唐無稽な「天罰説」に端を発した現人神への非難の声を払拭し、自分たちに処された婚約破棄という決定を覆すべく、黄昏の射手・巫覡輝矢との接触を果たす。だが、「暗狼事件」を巡る闇は、想像以上に深く――
現体制を維持しようとする保守勢力【老獪亀】。対して、四季の里の革新と改革を訴える【一匹兎角】。様々な思惑が蠢く中、この動乱に巻き込まれた者たちが一つの場所に集結していく。
葉桜瑠璃の婚約者、君影雷鳥。
葉桜あやめの婚約者、老鶯連理。
そして、季節の代行者たち。
再会は叶うのか? 竜宮岳での死闘の先、夏姉妹の恋の行方は……?(カバーより)
歪みに歪んだ、けれど確かな愛情を持って行動する者たちの「夏の舞」。非常にいきいきと賑やかで騒がしい第二巻だったな! もうみんな拗らせすぎだよ!!
雷鳥さんがこんな人だとは思わず、予想外の激重溺愛の暴走っぷりが、すき……となってしまった。また連理くんが意外と手綱を握っているっぽいのがな! 瑠璃にもそうだし、好きな人にはとことん弱い人なのか……狂犬なのにかわいいな……。
連理くんも頑張った! ちゃんと幸せになれそうで安心した。
現人神界隈の最年長者(多分最年長だよな)、輝矢様がとてもちゃんとした「大人」でよかった。次の世代のために、と力を尽くしてくれる人なんだなあ、とじんわりした。
そして凍蝶とさくらも、ちょーっとだけ進展したようで安心した。二人とも従者であるうちはどうにもならないんだろうけれど、誰のものにもならないけれど心はあなたのものって、いいよね……。
双子ものらしい結末もとてもよかった。双子結婚式エンドは最高である。
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