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「春は――無事、此処に、います」
 世界には冬しか季節がなく、冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たす者は“四季の代行者”と呼ばれた――。
 いま一人の少女神が胸に使命感を抱き、立ち上がろうとしている。四季の神より賜った季節は『春』。母より授かりし名は「雛菊」。十年前消えたこの国の春だ。雛菊は苦難を乗り越え現人神として復帰した。我が身を拐かし長きに亘り屈辱を与えた者達と戦うべく従者の少女と共に歩き出す。彼女の心の奥底には、神話の如く、冬への恋慕が存在していた。
 暁佳奈が贈る、季節を世に顕現する役割を持つ現人神達の物語。此処に開幕。(カバーより)

四季を巡らせる力を宿し、しかるべきときに各地を巡って季節をもたらす「四季の代行者」。それぞれに権能を有する存在はそれを持たない人々に利用され、ときに狙われている。今代春の代行者である雛菊もまたその被害者だった。
過去に起こった誘拐事件と、被害者である春の代行者たちを巡る、春の物語。
すごいなあすごいなあ! この世界観がすごい。この登場人物の関係性がすごい。がっしり胸を掴まれて、ぐんぐん引き込まれてしまった。
世界でたったふたりぼっちになってしまったような少女たちがどこへ行くのか、楽しみに読みます。
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Author:月子
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